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注目の新興企業、狙いはデータセンターのコモディティ化

2004/12/06 20:09
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 企業コンピューティングのコストは高すぎると確信するITプロバイダのグループに、現在注目を集めている新興企業のCassattが名を連ねようとしている。

 Cassattは6日(米国時間)、製品計画と同社製ソフトをサポートする最初の提携企業の社名を明らかにする予定。CassattはBEA Systemsの共同創業者Bill Colemanによって設立された。Colemanは同社の会長兼CEOを務めている。

 企業間では現在、より低価格のコンピューティング機器を採用する動きが広がっており、Cassattはその動きに乗じることを狙っている。同社製ソフトウェアのCollageは、Linux/Windowsサーバの大規模なネットワークをより効率的に管理できるよう設計されている。同ソフトの初期バージョンは今年初めに発売されており、2005年第1四半期にはアップデートバージョンがリリースされる予定。

 同社幹部らによると、企業顧客は、同社の高性能管理ツールがあれば、トラブルに悩まされることなく、大型な高性能サーバから、低価格なサーバのクラスタに移行できるという。

 Cassattの最高マーケティング責任者(CMO)Sunir Kapoorは、「企業が成長する最大のチャンスは、IT業務の自動化にある」と述べ、さらに「そのためには、新たなプラットフォームが必要だ」と付け加えた。

 1990年代にLinuxを搭載したIntelベースサーバの人気が高まったが、その追い風を受け、企業ではここ数年、コモディティサーバを複数台使用する習慣が根付いてきた。

 しかし、データセンターに設置されるサーバやその他の装置の数が増加傾向にあるため、それらを管理する環境は、より一層複雑化しており、今後企業の人件費はさらに増大する可能性がある。

 CollageソフトでCassattは、経験がわずか2年のシステム管理者でも大規模なサーバネットワークを管理できるようにすることを目指している。同ソフトは、サーバのプロビジョニングや設定といった管理タスクを自動化する。

 Collageでは、「仮想化」と呼ばれる技術を使用する。この技術により、管理コンソールから見ると、複数のサーバが1台のサーバのように見える。製品開発担当エグゼクティブバイスプレジデント、Rich Greenによると、同社製ツールを使用することにより、1人のシステム管理者が数十台、あるいは数百台ものサーバを管理できるようになるという。

 サーバ管理の容易化を目指し、データセンター業務をさらに自動化するためのソフトを設計している企業はCassattだけではない。

 IBM、Sun Microsystems、Hewlett-Packardといった大手企業も、それぞれ自動化ツールを販売している。またより小規模な、Opswareなどのいわゆるユーティリティコンピューティング企業も、様々な管理タスクを自動化する管理者向けツールを販売している。

 Cassattの最初の顧客企業の1社として、Pfizer Pharmaceuticalが挙げられる。Pfizerのグローバルアプリケーション/アーキテクチャ担当バイスプレジデントRichard Lynnによると、現在同社はCollageを使った試験プロジェクトを実施しているという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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