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日本IBM、初のシニア活用でコンサル集団を結成

2004/11/17 18:39
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 日本IBMは11月17日、中堅企業の顧客に対し、安価なコンサルティングサービスを提供するために、ビジネスやITシステム構築の分野で豊富な経験を備えたシニアのプロフェッショナルで構成される「IBM シニアプロ コミュニティー」を発足したと発表した。

 日本IBM 常務執行役員 ゼネラル・ビジネス事業担当の堀田一芙氏は、同コミュニティー設立の目的について、「ITビジネスにおいて豊富な経験のあるシニアプロフェッショナルを組織化し、中堅企業にとって価格的にもサイズ的にも“ちょうどいい”と感じるコンサルティングサービスを提供することで、中堅企業のIT活性化と企業成長の支援を行う」としている。

日本IBM 常務執行役員 ゼネラル・ビジネス事業担当 堀田一芙氏

 IBMがシニアプロと認定した社外の人材約20名でコンサルティングを行う。現時点での平均年齢は61.6歳。シニアプロとなるのは、中堅企業のオンデマンド経営実現に熱意がある人材や中小企業診断士などの公的資格の保持者、コンサルタントの実務経験者、企業経営の経験者など。今回選ばれた20名は、IBMのOBを中心に、外資系IT企業出身者やシステム部門責任者などの経歴を経て、事業会社役員やコンサルタント会社の経営を行っている人が中心だという。IBM社内には事務局のみを設置し、各プロフェッショナルは必要に応じてコンサルティング業務を行う。

 同コミュニティーの代表は、元 日本IBM 取締役 ゼネラルビジネス事業部長の竹内雄司氏が務める。竹内氏はIBMを経て、アマダメトレックス代表取締役社長、アマダ代表取締役副社長を務めたのち、ヴェロシティコンサルタントを設立、代表取締役社長に就任している。竹内氏は、「世代交代が迫られているかもしれないが、まだ主役から降りるつもりはない」と意気込んでおり、堀田氏も「伝統ある顧客に対しては、(若い現役IBM社員より)シニアプロのような経験豊富なコンサルタントの方が説得力のある話ができる」としている。

 コンサルティング料金について堀田氏は、「IBMのコンサルティングというと、どうしても高価なイメージがあり、中堅企業には敷居が高かった。シニアプロによるコンサルティング料金はまだ決まってはいないが、(IBMによるコンサルティングの)半分あるいは3分の1程度になればと考えている」と述べる。同氏によると、2005年の春ごろまでには3件程度の顧客をつけ、そこで価格などを具体的に決めていくとしている。

 シニア世代の活用の試みは、IBMとしても日本がはじめてだという。堀田氏は、「経験豊富な人材は貴重。このような動きが業界全体で普及してほしい」と述べた。

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