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IBMなど、メインフレームの活性化に向けた取り組みを発表

2004/10/12 16:40
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 IBMは、同社のメインフレームサーバ製品を活性化するために、機能追加や中国での販売拡大やトレーニングプログラムなどを含む、いくつかの新たな施策を打ち出した。一方、UnisysでもIBMに対抗する製品をアップグレードした。

 今回の機能追加により、IBMの 「zSeries」 メインフレームは、Javaプログラムをより高速に動かせるようになったほか、IBMマシン間で作業を分け合って実行することが可能となったと、同社は米国時間7日に発表した。同社はまた、あるマシンがクラッシュした際に、別のメインフレームで作業を引き継ぐようにしたいと考えるユーザー向けに、省機能の低価格なオプションも追加した。

 ここ数年、IBMは「安価なWindowsやUnix、Linuxサーバがハイエンドの機能を次第に取り込んでいくにつれ、メインフレームは恐竜のように滅亡する運命をたどる」という考えに対抗すべく、いくつかの施策を実施に移している。同社はまず手始めに、「T-Rex」や「Raptor」といったどう猛な恐竜の名前をマシンの開発コード名を採用したが、それよりさらに重要なのは、IBMがメインフレームに主流の技術を追加し続けていることだ。

 中国では、IBMはメインフレームの販売と技術サポートスタッフを18名から60名まで拡充しており、同時に4つの大学と共同で学生向けのトレーニングを提供している。

 「中国における課題の1つは(スタッフの)スキルだ。我々は、この新興市場をサポートするためにインフラを強化しようとしている」と製品担当ディレクターのColette Martinは述べ、中国での重要なメインフレーム市場のひとつは銀行業界だと付け加えた。

 Javaの高速化は、「zSeries Application Assist Processor(zAAP)」と呼ばれる4月に発表された専用モジュールを利用することで実現される。ただし同機能が有効なのは、9月末に登場したz/OSの新バージョンである1.6だけだ。

 同社のメインフレーム製品は2004年末までに、「Enterprise Workload Manager(eWLM)」と呼ばれるシステムに組み込むことが可能となる。eWLMとは、IBM製の複数のサーバがつくるグループにおいて、アプリケーションのパフォーマンス監視や計算リソースの割り当てを行うものだ。

 現在のところ、同技術はIBMのメインフレーム以外のサーバ製品でしか動作しない。IBMでは、2003年末までにeWLMをメインフレームでも利用できるようにする計画だったが、後にSun Microsystemsなどの競合他社のサーバ製品でも利用可能なように機能を拡張している。

 IBMは現在メインフレーム市場を支配しているが、その主な理由は他社が同分野から撤退してしまったことにある。そんななかで、 Unisysだけは頑なにこの市場に固執している。

 同社は先ごろ、メインフレームの「ClearPath Plus Dorado」ラインの新製品を発表した。同社によると、このマシンに搭載されるプロセッサの性能は以前のモデルに比べて50%向上しているという。さらにUnisysでは、ユーザーがより多くの処理能力を簡単に利用できるようし、使用量に応じて料金を支払う従量型の価格体系を発表した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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