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IBM、DB2大型改訂バージョンを来週発売

2004/09/10 11:43
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 IBMは来週、データベース市場の覇権争いにおける新兵器となる「DB2」データベースの大型改訂バージョンを発売する予定だ。

 IBMは米国時間9日、「DB2 Universal Database version 8.2」(開発コード名Stinger)を9月17日から発売すると発表した。同社は小規模組織向けパージョンとエンタープライズバージョンを発売する予定で、価格はそれぞれ500ドル、2万5000ドルからになる予定。

 IBMはStingerで、データベースの運営コストを削減させることと、相互接続されたLinuxサーバクラスタ上で稼動した場合のDB2の性能を向上させることに重点的に取り組んでいる。

 同社は、問題発生時の管理者の負担を軽減し、日常的なタスクを自動化する目的で、DB2に自動化ツールを組み込んだ。この自動化ツールは同社の自律コンピューティング計画から生まれたものだ。たとえばStingerには、繰り返し実行されるクエリのスピードを自動的に向上させる「Learning Optimizer」という機能が含まれている。

 さらに新バージョンではデータベースサーバクラスタの障害時フェイルオーバーが高速化され、接続可能なサーバ数も1000ノードにまで拡大された。アプリケーション開発分野では、IBMはWebサービスアプリケーションを稼動できる機能を組み込み、Microsoftの主力開発ツールVisual Studio.Netとの統合を改善している。

 市場リサーチ会社らによると、IBMとOracle、Microsoftは非常に影響力の大きい3大データベースプロバイダで、ライセンスとサービスの売上という観点からみると、この3社がデータベース市場全体の80%を支配しているという。

 新規ライセンスとメンテナンスなどのサービス売上で計算したIDCの調査では、2003年にはOracleが市場シェアトップとなった。別のリサーチ会社Gartnerの調査では、ライセンス売上のみの比較でIBMが1位となっている。IBMのメインフレーム専用データベースの売上は、昨年特に好調だったとアナリストらは述べている。

 OracleとMicrosoftもIBMと同様、管理者の生産性を向上させるため、それぞれのデータベース製品の管理機能を強化している。これまで長年、主要データベース企業は主にスピードと性能といった観点で競争していたが、現在ではコスト重視の企業顧客にアピールするため、よりシンプルな管理機能に力を注ぐようになっている、とアナリストらは言う。

 Oracleが今年出荷した最新の「Oracle 10g」は、複数の低価格ハードウェアサーバでクラスタを構成し、スピードと可用性を向上させることに主眼を置いている。MicrosoftはSQL Serverの次期エディション(開発コード名Yukon)のリリースを来年前半に延期した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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