NECがグリッド専門組織を設立、国内シェア30%の獲得を目指す

ニューズフロント2004年08月19日 14時46分

 NECは、グリッドコンピューティング分野において戦略的マーケティングの推進と対応ソフトウェアの開発を行う専門組織「グリッド推進センター」を9月1日付けで設立する。同社が8月19日に発表したもの。当初、24人体制で活動を開始する。

 同組織は、全社レベルのマーケティング活動とグリッド戦略の立案などを担当する「ビジネス推進グループ」と、国家プロジェクト向け技術開発や新規ユーザー向けシステム構築支援サービスを提供する「技術開発グループ」の2グループで構成される。

 そのほかの具体的な活動としては、グリッド関連の標準化団体であるGlobal Grid Forum(GGF)や、Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)、Enterprise Grid Alliance(EGA)での活動推進を計画している。さらに、経済産業省のビジネスグリッドコンピューティングプロジェクトと、文部科学省のNAREGIプロジェクトに対応したソフトウェアの開発も行う。

 同組織の活動で得た成果は、同社のソフトウェア製品「VALUMOウェア」に反映させる。「グリッド技術の適用範囲を科学技術計算領域から一般企業を対象とする基幹業務領域にまで拡大させ、当社のミドルウェア事業を強化する」(同社)

 同社は、2008年にグリッド関連事業全体で国内シェアの30%獲得を目指す。

NECのプレスリリース

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