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IBMのLinux事業:「サーバよりサービス/ソフトの売上が伸びる」

2004/08/05 16:38
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 サンフランシスコ発--IBMのLinux事業では、サーバ売上の貢献度が最も高く、2004年も20億ドル相当のサーバが販売されるものと期待されている。しかしIBMによると、今後数年間のうちに、サービスとソフトウェアの売上の方が伸びるという。

 IBMのLinuxゼネラルマネージャーJim Stallingsは、LinuxWorld Conference & Expo開催中に行われたインタビューのなかで「サービス事業はわれわれの予想よりもはるかに速いペースで伸びており、そのスピードはサーバを上回っている。ミドルウェアもサーバを上回る勢いで伸びている」と述べ、サービス事業の規模が毎年2倍ずつ大きくなっていると付け加えた。

 ミドルウェアとは、オペレーティングシステム(OS)の上位にある基盤ソフトウェアのことで、情報を格納するデータベースやサーバ上のJavaプログラムを走らせるアプリケーションサーバなどがこれに含まれる。サービスには、サポートの提供や、企業に対するシステム移行支援、顧客が所有するコンピューティングインフラ全体の稼働、既存ソフトウェアをLinux上で起動できるように書き直す作業などが含まれる。

 Stallingsは、今後2年〜5年の間にLinuxサービスとソフトウェアの売上がそれぞれ、Linuxサーバの売上を上回りそうだと予測する。

 Linux製品の価格は確かに近年上昇しているが、同オープンソースOSは今やそれ以上の働きをするようになってきた、Stallingsは述べた。「Linuxは、増大する一方の作業負荷に対応できるようになっているし、より多くの機能が追加されている」(Stallings)

 Stallingsは、ライバルであるSun Microsystemsの最高業務責任者(COO)Jonathan Schwarzが唱える意見に対しても反対の意を示した。Schwartzは、Linux販売で首位を走るRed Hatが顧客の囲い込みに成功しているため、IBMはNovellのSuSE Linuxを支持せざるを得なくなったと述べている。

 Stallingsは、顧客の囲い込みも程度の問題だと述べ、他のOSに比べ、Linuxの場合は問題になりにくいと付け加えた。「下のサーバと上のアプリケーションに挟まれているのがLinuxだったら、システム移行は比較的簡単だ。これがWindowsだったら、まったく動きがとれない」(Stallings)

 とはいえ、IBMはSuSEの支援を重視しており、Novellが今年前半にSuSEを買収し際も、Novellに5000万ドルの投資を行っている。

 「ユーザーは『市場に少なくとも2つの選択肢が出回っていること』を希望している。われわれは、こうした要望に応えたかった。5000万ドルは救命ボートのつもりで投資したのではない。NovellにはSuSEを受け入れる意志があること、そしてIBMが受け入れを支援することを顧客に伝えたかった。そして顧客にロードマップを示したかったのだ」(Stallings)

 IBMは、Powerプロセッサ搭載サーバやトップエンドのメインフレーム上でLinuxを稼働させる際に、SuSEと密接に連携してきた。「SuSEは、この分野で明らかに良いスタートを切っている」とStallingsは述べ、IBMのマシンではSuSEが広く使われていると付け加えた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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