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IBM、コンテンツ管理ソフトウェアをXML技術で機能強化へ

2004/07/27 12:03
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 IBMは、企業文書の保存・検索をよりスピーディかつフレキシブルに行えるよう、同社のコンテンツ管理ソフトウェアをXML技術で強化する計画だ。

 IBMは26日(米国時間)、Project Cinnamonというこの技術を、シリコンバレーにある同社の研究所で現在開発中だと発表した。同技術は半年以内に、DB2 Content Manager企業情報管理ソフトウェアに組み込まれる見込みだ。

 IBMによると、Cinnamonツールや他のグラフィカルワークフローツールを含むDB2 Content Managerのテストバージョンが、現在公開されているという。

 Cinnamonの目的は、コンテンツ管理システムの設定プロセスをスピードアップさせ、システム稼動後にXML文書の定義に変更を加える作業を簡素化することだ、とIBMコンテンツ管理チーフアーキテクトJames Reimerは話している。さらにCinnamonによって、企業ネットワーク内の文書検索や、文書レポジトリのナビゲーションが改善される見込みだ。

 IBMの研究者らは、さまざまな形式の情報を「マッピング」(変換)する方法の開発に重点的に取り組んできた。たとえば、ある企業がXMLを使って定義した保険金請求の書式が、ビジネスパートナーの書式とは異なる場合がある。IBMのCinnamonは、たとえば「顧客氏名」フィールドを一方のシステムの定義から他方のシステムでの定義にマッピングしてデータ交換を実現する、自動マッピング機能を提供する。

 IBMはこのマッピング技術を用いて、顧客の文書タイプ定義やXMLスキーマに基づき、データベースのデータモデルを自動生成するDB2 Content Managementサーバ用ツールを開発した。また顧客はこのマッピング技術を利用して、文書タイプを自動変更することも可能だとReimerは述べている。コンテンツ管理システムを人が設定し直さなくても、たとえば保険金請求の文書に自動車の車種のフィールドを追加するといった作業を行うことができる。

 「XML自体は確立された技術だ。しかし時間が経つにつれて、業界団体や企業内で異なるXML文書定義を使う傾向がますます顕著になりつつある」とReimerは述べる。また通常、2つの企業が合併する際には、両社のコンテンツ管理システムにおけるXML文書の構造を一致させる必要が出てくる。

 IBMでは、今後もっとも成長する分野としてコンテンツ管理を挙げており、ソフトウェアグループでは今年、コンテンツ管理を最優先の取り組み分野にしている。同社はこれまで、ドキュメント管理のGreen Pastureや、ウェブコンテンツ管理プロバイダのAprixといったコンテンツ管理企業を買収している。

 財務会計報告や医療保健の記録といった法的な要求事項を満たすためのツールを探す企業が多いことから、コンテンツ管理システムに対する需要は比較的高い。業界アナリストらは、IBMやOracle、Microsoftといった大手企業がコンテンツ管理に本腰を入れて取り組むようになれば、プロバイダ同士の整理統合が進むだろうと見ている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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