MSP専業のネットエンズとアイティーマネージ、7月1日付で対等合併へ

 MSP(マネジメント・サービス・プロバイダ)専業のネットエンズ(谷本 勲社長)とアイティーマネージ(高久 勉社長)は、7月1日付で対等合併すると発表した。

 存続会社はネットエンズ、新社名はアイティーマネージ。合併後の新会社の代表取締役社長兼CEOにはアイティーマネージの高久氏が、代表取締役副社長兼CSOにはネットエンズの谷本氏が就任する。

 MSPは、従来の人に依存した常駐型のシステム運用ではなく、徹底的なシステム化・自動的な「仕組み」による、人に依存しないシステム運用を行っている企業。両社は、2000年からシステムの監視運用に特化したMSPの草分け的存在としてサービスを提供してきており、ITIL(英国政府がITサービスの管理・運用に関するベストプラクティスを纏めたガイドブック)や、ISMS/BS7799(情報セキュリティマネジメントシステム)といった国際、国内標準に準拠したサービスの提供を目指している。

 今回の合併の狙いは、

  1. MSPというビジネスモデルを、より拡大・展開し、市場における認知度を向上させる

  2. MSP専業者の売上高のうち、約50%のシェア確保する最大のサービスプロバイダとなることで顧客への訴求力を上げ、信頼感をより高める

  3. 従来、主にインターネット系システムに提供してきたサービスを企業内の業務システムにも提供し、24時間365日対応の運用アウトソーシングサービスのデファクトスタンダード(業界標準)を目指す

――の3点。

 これによって、さらに多くのユーザーに低価格で安定したシステム運用サービスを提供していく方針。

 なお、合併後の04年12月期決算については、売上高12億円、経常利益1億円を予想している。

ネットエンズ
アイティーマネージ

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