大日本印刷とDNPデジタルコム、Web担当者の業務を支援するASPサービス

 大日本印刷(DNP、北島義俊社長)とディー・エヌ・ピー・デジタルコム(西島寛治社長)は、Web担当者のさまざまな業務を支援・サポートする各種ツールを共同で開発し、ASPサービス「Web担当者サポートサービス」として5月6日から提供開始する。初年度5000万円、3年後には2億円の売り上げを見込んでいる

 DNPでは、これまで、企業のWebサイトの企画・構築・運営を行うインターネット総合サービス「Media Galaxy」を提供し、Webサイト上で行うさまざまなタイプのサービスを支援するシステムの開発や運営代行を行ってきた。今回、これらのノウハウを活用することで、Web担当者の業務負荷を軽減するシステムを低価格で提供することにした。

 提供する「Web担当者サポートサービス」は、ASPサービスであるため、企業側が独自にサーバーや専用ソフトを購入することなく、5つのサービス内容から業務に必要なものだけを選択し利用することができる。

 具体的な内容としては、「お問い合わせ管理サービス」(6月からサービス開始)は、問い合わせフォームやメールなどによるさまざまな問い合わせに対して的確な回答をするためのシステムで、回答部門への振り分けや返信管理、回答履歴管理を行うことができる。価格は、初期費用40万円、月額利用料7万円。

 「アンケート作成サービス」(6月からサービス開始)は、手軽にWebアンケートを行うためシステム。管理画面に必要事項を指定するだけで、アンケートフォームを自動的に生成でき、Webサイトのほか携帯電話向けのアンケートも実施できる。初期費用10万円、月額利用料4万円。

 「メール配信サービス」は、キャンペーンやアンケートのほか、実店舗の顧客に対してメール配信を行うサービス。専用画面からWeb担当者が配信設定を行う「イージーコネクトプラン」と、すべてのメール配信業務をDNPが代行する「アウトソーシングプラン」を用意している。「イージーコネクトプラン」は初期費用10万円、利用料は件数に応じて月額3万円から。「アウトソーシングプラン」は年間利用で1通2円から。

 「らくらくエディター」では、入力用のフォームと割り付けデザインの組み合わせを行うテンプレートを用意しており、その画面に必要な指定と文字や画像情報を入れるだけで、専門的な知識を必要とせずにWebサイト画面の作成・更新を行うことができる。初期費用10万円、月額利用料3万円。

 「電子文書セキュア共有サービス」は、インターネット上で重要な文書をやり取りするためのデータ共有システム。インターネット上ではSSL通信、サーバー上ではFirewall、トリプルDES暗号、アクセス権限管理などを行うことで安全な情報の共有化を実現する。初期費用9万円、月額利用料はアカウント数に応じて5万5000円から。

大日本印刷

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