お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

IBMのブレードサーバ、ニューヨーク州立大で大型導入--デルから乗り換え

2004/03/29 12:56
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ニューヨーク州立大学バッファロー校は、病気の基本メカニズム解明に利用するために、IBMから266台のブレードサーバを購入。同大学では今後このシステムを、50倍の規模に拡大していく計画だという。

 このIBMのシステムは、1秒間に約1兆2000億回の演算を処理できると、ニューヨーク州立大学Center of Excellence in Bioinformaticsのディレクター、Jeffrey Skolnickは述べている。Skolnickはシステムの価格は明らかにしなかった。

 「私の目標は、今後2〜3年で2万5000プロセッサを持つシステムにすること。それが次のステップで、最終的にははるかに大規模なクラスタになる」と、Skolnickは25日(米国時間)に行われたインタビューのなかで述べている。

 IBMのBladeCenterの筐体には、デュアルプロセッサのブレードサーバが最大14基搭載できる。同大学では2.8GHz Xeonプロセッサと1GBのメモリ、Red Hat Enterprise Linuxバージョン2.1で構成されたHS20ブレードを採用している。また同大学では、容量5テラバイトのIBM FastT700ストレージシステムも使用していると、IBMは説明している。

 現在人気が高まりつつあるブレードサーバだが、入出力部分の性能ではスタンドアローン型のサーバにまだ及ばない。IBMのブレードはバックプレーン接続で通信しているが、秒速1ギガビットのイーサネットでしか通信できない。一方、独自の通信機器を備えたスタンドアローンのサーバでは、InfiniBandなどの高速通信技術を活用できる。

 しかしバッファロー校のプロジェクトなど、多くのタスクでは、異なるコンピューティングノード間で大量の通信を行なう必要がないため、イーサネット通信で十分だと、Skolnickはいう。

 Skolnickによると、このIBMシステムは、デュアルプロセッサ搭載サーバ2000台で構成するDellのシステムを補うものとなるという。ちなみに、同氏はDellとの関係に満足していない。

 「非常に大規模なシステムであり、うまく行かないことがあるのも仕方がないと思う。しかし、Dellはきちんと対応せず、なかなか問題箇所を修正してくれなかった」とSkolnickは述べている。さらに、Dellは「クラスタの規模を拡張することには特に関心がないよう」で、当初2002年11月に納品予定だった数多くのブレードサーバをきちんと納入しなかったという。

 Dellの広報担当Wendy Gieverによると、Dellはこれまで同大学にスーパーコンピュータシを3基納入しており、Skolnickのシステムはそのうちの1基だったという。他の2基の顧客--そのうち1基は、世界最速スーパーコンピュータの上位500リストで、38位に挙がっている--では、2年間にサーバが故障したのはわずか2回だったと、Gieverは述べている。

 「Jeffが満足していないとは残念なことだ。そんなことにはならないと願っていたのだが。我々は最良の経験を顧客に提供するよう一生懸命やっている」(Giever)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
個人情報保護方針
利用規約
訂正
広告について
運営会社