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インテル、Linuxサポートのスピードアップに向け開発計画を変更へ

2004/02/19 11:26
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 サンフランシスコ発--オープンソースプログラマからの批判に傷ついたIntelは、重要なサポートソフトウェアのLinuxバージョンをWindowsバージョンと同じタイミングでリリースすると確約した。

 この開発計画の変更は、Intel社長のPaul Otelliniが今月社内で発表したもので、2004年末までに実行される予定だ。IntelのSoftware and Solutions Groupゼネラルマネージャー、Will Swopeがサンフランシスコで開催中のIntel Developer Forumで18日明らかにした。

 Intelは、同社モバイルコンピュータ技術「Centrino」のワイヤレスネットワーク接続機能をLinuxで利用可能にするためのソフトウェアや仕様を公開していないとして、開発者などから批判を受けていた。今回の計画変更はこうした批判への対応でもある。Centrinoは発売から1年近く経っているが、現在LinuxユーザーがCentrinoワイヤレス技術を利用するには、Linuxインターフェースを通してWindowsソフトウェアモジュールを使う方法しかない。

 TechKnowledge Strategiesのアナリスト、Mike FeibusはIntelの計画変更について、「Linux市場の要求に応えるものだ」と述べている。「Intelは、Linuxサポートを後回しにするやり方で痛い目に遭ったのだと思う。同社はもう同じ間違いを繰り返さないだろう」(Feibus)

 ネットワークアダプタやグラフィックチップなどのデバイスは、ドライバとよばれるソフトウェアがないと機能しない。今後、Linux用のドライバソフトは、Windowsドライバのリリース日と同日ではないかもしれないが同じタイミングで提供されることになるとSwopeは述べた。

 LinuxはWindowsに比べて、ごく一部のノートPCやデスクトップ機でしか利用されていないため、Centrinoのサポートの遅れから影響を受ける人々は、数としてはあまり多くない。しかしLinuxは、今後の技術の方向性に影響力を持つ多くのプログラマや学生らが支持していることから、IntelはLinux市場の機嫌を損ねないよう気をつかっている。

 「我々は、Linux開発者の人々が、Intelプラットフォームを他のどんなプラットフォームよりも簡単に使えるようにしたいのだ」(Swope)

 Swopeによると、Intelは最初のCentrinoサポートを、プロプライエタリなドライバのリリースを通じて行なう予定だという。ドライバの基底にあるプログラミング命令から、同社のワイヤレスネットワーク技術の機密情報が明らかになるおそれがあるため、同社は現時点ではオープンソース形式でのドライバ出荷を行いたくないのだ、とSwopeは説明している。

 プロプライエタリなドライバは、オープンソースの世界では珍しいものではない。たとえばNvidiaは、同社製グラフィックチップ用にプロプライエタリなLinuxドライバをリリースしている。

 しかし、オープンソースのドライバソフトや仕様を好むプログラマは多い。オープンソースなら、それらをもとに自分で独自のドライバソフトが書けるからだ。これに対して、プロプライエタリなドライバでは、何らかの変更があった場合も、Linuxユーザーはメーカーがこれをアップデートするまで待たなければならない。先頃、Linuxの2.6カーネルが出た時などは、まさにそういうことが起こった。さらに、もしメーカーが廃業してしまったら、ユーザーは宙ぶらりんのまま放置されることになりかねない。

 OpenBSDという別のオープンソースOS開発の責任者を務めるTheo de Raadtは、Intelの製品を買うのはやめて、代わりにGlobespanVirataというメーカーから出ているワイヤレスネットワーク接続用チップの「Prism」を買うように勧めている。

 「オープンソースコミュニティのメンバーは、みなPrismチップを内蔵した無線ネットワークカードを買っている。このチップセットは解説の文書もよく書かれており、またどのオペレーティングシステム向けにもオープンソースのドライバが存在している」(Raadt)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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