SAPジャパン、PLMソリューション/3次元CAD用の連携インターフェース提供を発表

ニューズフロント2003年12月17日 15時44分

 SAPジャパンは12月17日、製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューション「mySAP Product Lifecycle Management(mySAP PLM)」と、ハイエンド3次元CAD「CATIA V5」を連携させるためのインターフェースを提供すると発表した。両製品を連携させると、技術管理や物流管理、財務プロセスなど、開発からサポートに至る全ビジネスプロセスが統合された環境下で、製品を設計できるようになるという。

 さらに企業では、製品や設計に関する情報に加え、顧客および顧客ニーズに関する情報や会計関連の情報など重要なデータを、リアルタイムに共有/活用できる。その結果、「設計/生産プロセスにおける予算作成やコスト監視、進行基準(POC)会計に直結したプロジェクト管理に対し、迅速な対応が可能となる」(同社)。

 mySAP PLMに対する作成データの保存/取り出しは、設計者や技術者が使い慣れているCATIA V5のメニューから直接行えるので、作業効率は低下せず、設計作業全体の生産性向上が期待できるという。さらに、(1)顧客の要望に応じた設計図見直しが容易になる、(2)資材調達部門や製造部門の担当者が設計データを部品発注に活用できる、といったメリットもある。「部門内情報だけでなく、顧客情報や設計情報を含むさまざま情報を共有化することで、顧客ニーズに対応した製品を、短期間かつ最小コストで提供できる」(同社)

 ただし同社は、同連携インターフェースの提供時期などについて明らかにしていない。

SAPジャパンのプレスリリース

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]