マイクロソフト、Exchange Server用の迷惑メール阻止モジュールを来春提供へ

ニューズフロント2003年11月27日 15時31分

 マイクロソフトは11月27日、企業における迷惑メール対策を支援するため、Microsoft Exchange Server 2003用の迷惑メールフィルタリングモジュール、Microsoft Exchange Intelligent Message Filterの提供を2004年春より始めると発表した。同モジュールを導入すると、企業ユーザーは受信トレイに届く迷惑メールを減らせるという。

 Microsoft Exchange Intelligent Message Filterは、米Microsoftの研究部門であるMicrosoft Researchが開発した迷惑メール選別技術、SmartScreenテクノロジーを採用する。同技術は、実際の迷惑メールを分析して得たデータを基に、処理対象の電子メールが迷惑メールかどうか判断する学習機能を備える。すでにOutlook 2003、MSN 8、MSN Hotmailが、同技術の初期バージョンを導入しているという。

 同フィルタリングモジュールの主な特徴は以下の通り。

  • 悪意あるコンテンツと迷惑メールの両方をゲートウェイおよび端末レベルで阻止する
  • 50万種類に及ぶ迷惑メールの特徴データを参考に、迷惑メールである可能性を点数評価し、ユーザーに配信するかどうか決める
  • 受信承諾/拒否リストへの対応、ドメイン偽装対策といった迷惑メール防止機能とフィルタリング技術を組み合わせて運用できる

 また同社は、インターネットポータルサービス、MSNで「迷惑メール対策情報サイト」を11月26日に開設し、迷惑メール関連情報の提供を開始した。同サイトでは、迷惑メールの被害情報や対策方法などを紹介している。

マイクロソフトのプレスリリース

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