日立製作所と東京大学の開発した超分散システム技術を、オブジェクト指向技術の国際標準化団体、Object Management Group(OMG)が標準仕様として採択した。日立が11月14日に明らかにしたもの。同技術を使用すると、「携帯端末や家電、設備機器などさまざま装置を、メーカーや規格の違いを超えて相互接続できる」(日立)。
日立と東京大学は1999年11月、OMG内に超分散オブジェクト部会を共同設立し、同技術分野における標準化に取り組んできた。今回OMGが採択した技術は、この活動の一環として開発した、アプリケーションプログラムと端末機器を相互接続する参照モデル仕様。ユビキタス情報サービスシステムを構築する際に利用できるという。
同仕様の特徴は以下の通り。
日立では、「(同仕様に対応する)端末機器とサービス分野をさらに拡大できるよう、欧州などで業界団体への積極的な提案を続ける」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する