ガートナー ジャパン(日高信彦社長)は10月16日、企業の最高情報責任者(CIO)・情報担当役員のIT戦略をアドバイスする「ガートナー・エグゼクティブ・プログラム(EXP)」サービスを、10月から国内で提供開始したことを発表した。提供価格は年間約800万円から。
ビジネス戦略に占めるITの役割がますます重要になっているなか、企業のCIOには、ビジネスとITの両方に精通し、急速に変わるビジネス環境や技術環境への対応、ISコスト削減、システム活用によるビジネス面の効果実現などの質問に素早く正確に答えられることへの要求が高まりつつある。しかし、CIOが自身で資料を調べる時間を確保することや、バイアスのかからない相談相手を見つけることは困難なのが実状。
同社では、これまで、世界規模での経験豊富なアナリストとコンサルタントのネットワークを基に、ITに関するあらゆる分野での課題や質問に答える体制づくりに取り組み、中立公正な立場からのアドバイスやコンサルティングを提供してきた。
今回の「EXP」サービスは、こうした実績を活用したサービスで、同プログラムの専任ディレクターが、企業のITの現状、事業戦略、問題点などを顧問契約を結んだ企業のCIOに訪問ヒアリングし、その後、カスタムメイドなアドバイスを行っていく。
また、会員向けに、IT将来戦略やIT部門運営についての「EXPリポート」を年間12回発行するほか、年間約6800本のITリポート(英文)を提供する。さらに、「EXP」専用イベント、「世界CIOサミット」などに招待することで、「EXP」メンバー(世界約1800人)とのコミュニティづくりを積極的に支援していく。
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