インテル、ネットワーク用ビルディングブロック製品群/開発ツールを発表

ニューズフロント2003年10月14日 14時55分

 インテルは10月14日、企業ネットワーク向けのビルディングブロック製品群を発表した。RAIDコントローラやiSCSIアダプターに適した「インテルIOP331 I/Oプロセッサ」、ネットワークストレージ機器に適した「インテルIOP315 I/Oプロセッサ・チップセット」、PCI/PCI-Xバス対応のアダプターカードをPCI Express対応システムに接続する「インテル41210シリアル・ツー・パラレルPCIブリッジ」の3製品である。

 各製品の概要は以下の通り。

  • インテルIOP331 I/Oプロセッサ:
メモリを強化したことで、「既存のI/Oプロセッサに比べ性能を約3倍以上に高めた」(同社)シングルチップのソリューション。DDRメモリコントローラーとPCI-Xブリッジを1チップに集積した。1万個ロット時の単価は69ドル。すでに出荷している。
  • インテルIOP315 I/Oプロセッサ・チップセット:
インテル80200プロセッサとインテル80314 I/Oチップで構成し、SANやNASのディスクアレイの性能を向上させるソリューションという。デュアルギガビットイーサネットコントローラーやPCI-Xブリッジ、iSCSIの処理速度を高めるエラー検出機能を集積した。1万個ロット時の単価はオプションと性能により異なり、105ドル〜159ドル。現在サンプル品を出荷中。
  • インテル41210シリアル・ツー・パラレルPCIブリッジ:
PCI ExpressとPCI/PCI-X 1.0を相互接続する機能を持つ。PCI Express対応プラットフォーム上でPCIバス用拡張カードを利用可能とするためのソリューション。1万個ロット時の単価は32ドル。2004年初旬に出荷を開始する予定。

 また同社は、これらの製品を搭載する機器用の開発環境も合わせて発表した。各環境の内容は以下の通り。

  • インテルIQ80331評価ボード:
インテルIOP331 I/Oプロセッサを搭載する評価ボード。価格は4500ドル。すでに出荷している。
  • インテルIQ80314 PCI-X開発プラットフォーム:
インテルIOP315 I/Oプロセッサ・チップセットを搭載した機器のソフトウェア開発を支援する。4,500ドル。すでに出荷している。
  • インテルIQ41210開発キット:
既存のPCIカードアプリケーションをPCI Express対応にするためのキット。1300ドル。2004年初旬に出荷を開始する予定。

インテルのプレスリリース

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]