日本IBM(大歳卓麻社長)は10月8日、PC製品を対象に、「ビジネス使用における最適な基本仕様」を適正な価格、短納期で提供する「IBM Think Expressプログラム」を始動し、同プログラム対象モデルを10月15日から順次、販売開始すると発表した。
同社では、安全かつ容易にPCの操作や管理ができる環境を提供することで、ユーザーの生産性向上を図るPC事業戦略「Thinkストラテジー」を推進している。また、インターネットや電話営業、面談を通じ、ユーザーとの対話のなかで蓄積してきた情報やデータをもとにPCの仕様を強化し、ユーザーの購入段階での手間や時間のロスを軽減する取り組みを続けてきた。
今回、これらの仕様強化モデルをユーザーが認知しやすく、選択しやすくするために、新たに「IBM Think Expressプログラム」と名づけることで、さらなる明確化を図った。
同プログラムの仕様は、「ユーザーがPC購入後に各種コンポーネントを追加することなく、基本仕様のままですぐにビジネスに活用できる」ことを基本としており、現行モデルと比較して、メモリの標準搭載容量やオプティカルドライブなどの構成を強化するとともに、デスクトップPCを液晶モニタとの組み合わせで提供する。また、「バックアップ機能」や「セキュリティチップ」などのThinkVantageテクノロジーを搭載したモデルを用意し、ユーザーが業務内容に合わせて選択できるようにした。
対象モデルとしては、まず「ThinkCentre A50/S50」および「ThinkPad R40e」を用意し、今後、他のシリーズにも拡充していく予定。同社のダイレクト販売、ビジネスパートナー経由などさまざまなルートで販売する。また、生産・流通拠点であるインテグレーテッド・フルフィルメント・センター(神奈川県綾瀬市)のインフラを活用することで、できる限り短納期で対応できる体制を整える。
なお、プログラム対象モデルは、ビジネスユースにおいて最適な構成のモデルを、常に市場競争力のある価格で提供していくため、適宜、価格と仕様の見直しを行う予定。
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