NECエレクトロニクスは10月6日、DVD-Rの8倍速記録が可能なシステムLSIチップセットのサンプル出荷を10月末より開始すると発表した。DVD-RとDVD+Rの両方で「業界最高速」(同社)の8倍速記録が可能なLSIであり、「動画などの大容量データを高速で記録/再生する高性能なDVDレコーダーやパソコン用記録型DVDドライブ用の製品」(同社)。
同製品は、光ピックアップのサーボ制御やレーザー制御などのアナログ処理を行うLSI、μPC3330と、業界標準のATAPIインターフェースを備え、エラー訂正などのデータ処理を行うLSI、μPD63630で構成する。DVD-RとDVD-RWの記録/再生、DVD-RAMの再生、DVD+RとDVD+RWの記録/再生という現行の全DVD規格に対応できる。
μPC3330はトランジスタ構成を最適化することでアンプ電流を削減し、μPD63630は0.15ミクロンCMOSプロセスを採用して各回路への供給クロック周波数を最適化してある。「その結果、現行機種に比べて消費電力を約30%低減できた」(同社)
両LSIのサンプル価格はセットで4000円とする。なおDVD-Rの8倍速記録に関する規格は、現在DVDフォーラムでおいて策定中という。
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