三菱マテリアルと京セラは10月6日、三菱マテリアルの無線技術と京セラのPDAを融合させた業務用無線ネットワーク事業で協業し、マーケティング活動を共同展開すると発表した。取り組みの一環として両社は、10月7日〜11日にかけ千葉県の幕張メッセで開催される通信/情報/映像分野の展示会CEATEC JAPAN 2003の三菱マテリアルブース内で、同社の開発した特定小電力無線製品と無線ICタグ(RFID)製品に、京セラ製PDA、PocketCosmoを組み合わせたデモンストレーションを行う。
三菱マテリアルは、特定小電力/微弱無線対応のCompactFlash(CF)カードユニットを開発した。300MHz〜500MHz帯向け自社製チップアンテナを基板実装し、それをCFカードケースに内蔵した「業界初の無線機」(同社)という。アンテナ内蔵型でありながら、通信距離は特定省電力タイプが数100m、微弱タイプが10数mある。両無線ユニット使用に当たり、無線局免許や通信料は必要ない。さらに同社は、CFカード型のRFID用リーダー/ライターの開発している。
これら無線ユニットは主にPDAでの使用を想定したもので、三菱マテリアルは開発中に試験機として京セラのPocketCosmoを使用していた。「これを機会に両社は、共同マーケティングの実施に始まり、ソリューション構築の拡大、市場開拓、クライアントへの共同提案など、協業ビジネスを積極的に展開していく」(両社)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」