サン、MS Office互換オフィススイートの新版、StarSuite 7を発表

ニューズフロント2003年10月02日 15時53分

 サン・マイクロシステムズは10月2日、Microsoft Officeと互換性のあるオフィススイート製品の新版StarSuite 7を発表した。旧版に比べMicrosoft Officeとの互換性を高めたほか、さまざまな機能強化を施したという。1ユーザー用のリテール版(9800円)は10月31日に、企業向けのエンタープライズ版は10月中旬に販売を始める。

 StarSuite 7は、ワープロ、表計算、プレゼンテーション、図形描画、ウェブパブリッシング、グラフ作成、数式エディタ、データベースなどのアプリケーションを統合したスイート製品。標準ファイル形式にはXMLを採用している。対応OSは、Solaris、Linux、Windows。

 同製品の主な新機能と機能強化点は以下の通り。

  • PDF出力:
    同製品だけでPDF形式による文書保存が可能。
  • Microsoft Officeとの互換性:
    文書の互換性を向上させ、OLE対応を強化した。
  • マクロの記録機能:
    キー入力やツールバー操作などによる繰り返し作業を自動化できる。
  • XMLフィルタ:
    XSLTを指定することでさまざまな形式のXMLデータのインポート/エクスポートが可能。
  • ソフトウェア開発キット(SDK):
    Java、C++、StarSuite Basicを使って機能拡張が可能(エンタープライズ版のみ)。
  • StarSuite Configuration Manager(SCM):
    LDAPを使用して、組織内で使うStarSuiteの各種設定を集中管理できる(エンタープライズ版のみ)。

 同製品のライセンスはユーザーに対し付与し、1ユーザーは最大5台のパソコンにインストールできる。「5台以内のパソコンであればライセンスの追加購入が不要となり、大幅なコスト削減が実現する」(同社)

 StarSuite 7は以下の3製品用意する。

  • リテール版:
    個人ユーザーや小規模システム向けの製品。1ユーザーライセンス、CD-ROM、ドキュメントが付属。旧版同様ソースネクストが販売する。
  • エンタープライズ版:
    企業への一括導入や大規模ユーザーを想定した製品。使用ユーザー数に応じた価格体系で提供する。ライセンス、ドキュメント、CD-ROMは個別に購入できる。販売はサンの販売パートナーが行う。
  • OEM版:
    ターボリナックスとOEM契約を結び、ターボリナックスの提供する製品にLinuxプラットフォーム版を同梱して出荷する。

サン・マイクロシステムズ
ソースネクスト
ターボリナックス

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]