NECネクサ、金融機関向け「XML電子マニュアルソリューション」を機能強化

 NECネクサソリューションズ(松本秀雄社長)は、Webベースの金融機関向け「XML電子マニュアルソリューション」の機能強化を図り、9月29日から販売開始した。提供価格は、導入コンサル、システム構築を含めて1000万円から。今後3年間で、全国の金融機関を中心としたマーケットに対し、約100セットの販売を見込んでいる。

 金融機関では、関連法令などの変更にともない、事務規程や業務マニュアル、関連通知などの改定・変更を頻繁に行っているが、その際、膨大な量の文書の扱いや煩雑な改訂版管理が大きな負担となっているのが実状。そのため、XML活用を拡大することで、規程集などを電子媒体化しWebで管理・閲覧するなど、文書改定・管理作業のさらなる簡素化を求める声が高まっていた。

 今回の機能強化は、こうした要求に対応するもので、K-Plex社のXML文書作成ツール「ChangeMagic」や、ビーコンIT社のXMLデータベース「Tamino」との連携によって、文書の「作成・編集」、「保存・管理」、「閲覧・検索」の各作業段階において大幅な作業効率の改善を実現している。

 具体的には、「ChangeMagic」と連携することで、普段利用している文書作成ソフト(MS-Word)で元文書の作成・編集を行うことができ、

  1. 改版した文書の新旧対照表の自動作成
  2. 改訂か所の解説および通知文書の自動作成
  3. メモ(付箋)の自動作成
  4. RTF、PDFファイルへのリアルタイムフォーマット変換

 ──などの機能によって、改定、管理作業の工数を半分以下に軽減することが可能となる。

 また、「Tamino」との連携では、保存文書の検索スピードの向上のほか、大規模な文書管理システムへの対応も実現している。

 同社は今後、自社のiDCセンターと連携し、アウトソーシングによるサービスメニューも拡充していく計画。

NECネクサソリューションズ

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