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米インテル、別々のタスクを同時にこなす多重チップ開発へ-IDFで発表

2003/09/17 10:15
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 カリフォルニア州サンノゼ発-−米Intelは、今後数年の間に登場してくるマイクロプロセッサ上に存在する、膨大な数のトランジスタを活用したいと考えている。同社は、2つ以上のプロセッサコア--チップ内部の計算エンジン--を持ち、2基のプロセッサとして機能するチップの生産を計画している。同社社長のPaul Otelliniが16日午前(米国時間)、サンノゼで開催中の「Intel Developer Forum」の講演のなかで明らかにした。

 5年以内に実用化されるチップ技術(コード名:「Vanderpool」)では、ユーザーがコンピュータ内のプロセッサをパーティションで分けることが可能になる。講演のなかで行われたデモンストレーションでは、Otelliniがあるパソコンを使って、テレビ番組「The Simpsons」をプラズマテレビ上に再生している傍らで、別のIntel幹部が同じパソコン上でゲームを起動・再起動してみせた。

「我々はマイクロプロセッサ内にバーチャルマシンをつくりだしている。異なるバージョンのWindowsや、別々のオペレーティングシステムを同時に動かせる」(Otellini)

 いっぽうIntelは、同社初のデュアルコアプロセッサとなるItaniumチップ、Montecitoを2005年にリリースする。その後同社は、16のコアを持つ次バージョンのサーバ用Itaniumチップ、Tanglewoodをリリースする予定だ。

 デュアルコアというコンセプトは、Xeonシリーズでも、約3年後に発売されるTulsaで実現される。Xeonシリーズは、Itaniumのアーキテクチャとは異なる、従来のx86アーキテクチャをベースにしている。

 セキュリティ技術LaGrandeも、パソコン内部で機能を分離するものだ。LaGrandeは、MicrosoftのNext Generation Secure Computing Platformと連動し、ハッカーがキーボード監視ソフトを使ってパスワードを盗んだり、画面からクレジットカード番号などのデータを盗み出すのを防ぐ。この技術は、機密データの処理方法を変えることにより機能する。

 Otelliniは、ワイヤレス市場の成長およびコンピューティングと通信の融合という、Intelお得意のテーマを繰り返した。現在、ワイヤレスアクセスポイントは4秒毎に1つづつ設置されており、また1秒ごとに新たなワイヤレスクライアントが利用可能になっている、とOtelliniは述べた。Otelliniは講演の中で、Universal Communicatorという名の携帯端末のプロトタイプを披露した。この端末は、Wi-Fi接続と別の携帯電話ネットワーク接続を、自動で切り替えることができるという。

2010年までには、約15億台のパソコンがブロードバンドネットワークに接続する見込みで、現在最速のPentium 4と同等の性能を持つプロセッサを搭載した、ブロードバンド接続可能な携帯機器が、約25億台出回るだろう、とOtelliniは述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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