カシオ情報機器(前田憲一社長)は9月10日、販売管理を核とした中小企業向けのERPソリューション「ABIT(アビット:All‐round Business Integrati on Theory)」を10月1日から販売開始すると発表した。
「ABIT」は、中小企業のERP導入に対するニーズの高まりに応えると同時に、ユビキタスネットワーク時代への対応も視野に入れた先進のERPソリューション。拠点間をブロードバンド回線で結んだリアルタイムの業務処理のほか、ノートPCやPDAなどからのモバイルアクセスにも対応し、いつでもどこからでもWebブラウザで簡単に業務を行うことができる。
具体的には、無線LAN・スキャナを内蔵したモバイル端末などと連携することで、倉庫の入出庫データをデータベースに反映でき、ジャストインタイムの納期対応を実現する。欠品などの問題発生時には、担当者のPDAや携帯電話へメールで自動通知する機能を備え、スピーディな対処を可能にした。また、データベースの一元化とリアルタイム処理によって、常に最新のデータに基づいた情報分析を実現し、経営戦略の立案を強力に支援する。
さらに、アプリケーションの提供にとどまらず、サーバーやモバイル端末などのハードウェアから、ブロードバンド対応のネットワークサービスまでを一括して提供するため、システム専任者を配置できない中小企業でも、安心して導入・運用することができるのも特徴。
ラインアップは、販売・在庫管理を行う「ABIT 販売管理」が150万円から。モバイル&Webソリューション「ABIT MWS」が120万円から。財務会計を行う「ABIT 会計」が50万円から。給与・賞与業務の「ABIT 給与」が50万円から。価格はすべて5ユーザーのもの。
動作環境は、サーバOSが「Microsoft Windows Server 2003」、クライアントOSが「Windows 2000」、「Windows XP」。
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