日立第1四半期決算、連結で純損失384億円に拡大

 株式会社日立製作所は7月31日、2003年度第1四半期決算を発表した。売上高は1兆8959億円(前年同期1兆8652億円)、純損失は384億円(前年同期116億円)となった。

 日立製作所では、全社としての売上は2%増に過ぎなかったが、「日立グループが進めている事業ポートフォリオの再構築の影響により、情報通信システム部門や電子デバイス部門などで、前年同期に比べて大きな変動があった」とコメントしている。

 部門別にみると、情報通信システム部門は国内景気の低迷を受け、ソフトウェアが低調だったという。しかしIBMから買収したハードディスクドライブ事業や無線通信用基地局が増加したことにより、前年同期比11%増の4469億円の売上があった。

 電子デバイス部門では、半導体事業の大半を三菱電機との合弁会社に移管したことにより大きく減少した。ただし携帯電話向け中小型TFT液晶が好調で、部門全体の売上は2776億円(前年同期比26%減)となった。また、デジタルメディア・民生機器部門の売上は、プラズマテレビや携帯電話が伸長したものの、白物家電が振るわず、2959億円(前年同期比3%減)となった。

日立のニュースリリース

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