ジェイアール東日本情報システム(JEIS)は、全社レベルのIPテレフォニ・システム導入を、NECおよびシスコシステムズの協力を得て実施した。NECが7月24日に明らかにしたもの。
JEISは、東京都内、盛岡、秋田、新潟、仙台、大宮、長野など19拠点を結ぶ通信網をIPネットワークに統合し、約1600台のIP電話機を導入した。同システムの主な特徴は以下の通り。
音声系ネットワークとデータ系ネットワークを統合することで、電話回線使用料を低減したほか、ネットワーク機器の共用化、電話網/LANケーブルなど屋内配線設備の効率化を図った。電話の呼制御などを行う音声サーバCallManagerの導入により、人事異動にともなう構内交換機(PBX)の設定変更を外注する必要がなくなり、ネットワークの監視/運用管理などの工数削減が期待できる。
JEISは、電子電話帳とIP電話機の連携、在席情報管理機能などを持つ自社開発ソフトウェアを導入した。これにより、相手の状況を確認してから電話をかけることが可能となり、電話の取次ぎや伝言、作業の中断などの低減を図る。不在時のボイスメールや外出先からのメッセージ確認、電子メールの読み上げ機能などの導入により、スムーズな業務連絡を可能とし、生産性向上を実現する。
本社と東京都内の5拠点を100Mbpsの回線で、本社と東京都以外の支店間を1.5Mbpsの回線で接続し、ネットワークインフラをブロードバンド化した。これにより、本社で開催する発表会などの各種イベントの動画を全社規模で配信可能となる。さらに、電話会議やビデオ会議などの導入を推進する。
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