IIJ、海外からのウェブアクセスを高速化するサービスを発表

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年07月23日 17時03分

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月23日、米Netliとの提携により、ウェブ・アプリケーション・システムへのアクセスを高速化する新サービス「IIJネットライトニング」を8月7日より提供すると発表した。

 IIJネットライトニングでは、既存ウェブシステムのDNS登録を変更するだけで、Netliのアプリケーション・デリバリ・ネットワーク経由の通信を利用できる。その結果、遅延の大きい海外からのウェブアクセスも日本国内からのアクセスとほぼ同等の応答性になるという。なお、エンドユーザーが個々のブラウザ設定を変える必要はない。

 同サービスの主な特徴は以下の通り。

  • 海外からのウェブアクセスを高速化:
    欧州、米国やアジアから東京のサーバにアクセスする場合、8秒〜10秒のアクセス時間を1秒程度にまで短縮できる。
  • 動的なウェブアプリケーションに対応:
    従来のキャッシュサービスと違い、Netliのネットワークはクライアントと実際のサーバ間で透過的に動作する。そのため、電子調達/購買、電子商取引などの動的なウェブアプリケーションに対応できる。
  • コスト削減が可能:
    日本側にサーバを設置するだけで高速化できるため、海外拠点にシステムを分散配置する必要がなくなり、海外のデータセンター、サーバ、運用管理にかかるコストを削減する。

 サービス利用料金は初期費用が50万円。月額基本料金は、1Mbpsが65万円、2Mbpsが104万円、5Mbpsが143万円とする。

インターネットイニシアティブのプレスリリース
Netli

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