サン、教育/研究機関にライセンスを無償提供するプログラムなどを発表

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年07月17日 14時52分

 サン・マイクロシステムズは7月17日、同社のソフトウェア製品の使用ライセンスを教育機関と研究機関に無償で提供するプログラム「Sun EduSoft Portfolio」を、同日より開始すると発表した。「教室での授業や研究室内での学術利用に限り、ユーザー数や規模の制限なく、全てのソフトウェアの使用ライセンスを無償で提供する」(同社)

 サンの審査を経た教育/研究機関は、サン製品を収録した専用メディアキットを購入することで、アプリケーションサーバやポータルサーバなど、90種類以上のソフトウェアを無償で利用できる。ただし、学内業務、経営活動、他の商用目的のために使用することはできない。

 メディアキットは四半期ごとに更新されるため、「常に最新のソフトウェア技術を利用しながら、ソフトウェアのバージョン管理に伴う予算管理や運用のコスト/労力を、大幅に低減できる」(同社)。メディアキットの価格は6万6000円。

 またサンは同日、教育機関がサンのソフトウェア技術に関する学習/習得プログラムを効率的に提供できるようにするプログラム「Sun Academic Initiative」も発表した。一定の条件を満たした教育機関を同社の認定教育センターとし、インターネットを通じたeラーニングコースを無償で提供する。同プログラムの受付開始は2003年の秋を予定している。

 「教育/研究機関は、Sun EduSoft PortfolioとSun Academic Initiativeの両プログラムによって、当社最新のミドルウェアやソフトウェアを手軽に利用し、充実した教育カリキュラムを提供できるようになる」(同社)

 メディアキットに含まれる主な製品は以下の通り。

  • インターネットおよびアイデンティティ管理(Sun ONE Portal Server、Sun ONE Identity Serverなど)
  • アプリケーション・サーバ/インテグレーション・サーバとメッセージング(Sun ONE Application Serverなど)
  • アプリケーション開発(Sun ONE Studioなど)
  • セキュリティ(Trusted Solarisなど)
  • デスクトップ・アプリケーション(StaruSuite、GNOMEなど)
  • 電子メール、カレンダー、コラボレーション(Sun ONE Messaging Server、Sun ONE Calendar Serverなど)
  • オペレーティングシステム(Solaris OSなど)
  • システム管理(Solaris Resource Manager、Sun Clusterなど)
  • ネットワーキング技術(Solstice Domain Mangerなど)

サン・マイクロシステムズのプレスリリース

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