日本HP、テープストレージ製品を推進する新戦略を発表

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年07月03日 14時35分

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は7月3日、同社のテープストレージ製品「HP StorageWorks」を、あらゆるプラットフォームに接続できることを目指すオープンコネクト戦略について明らかにした。

 自社製および他社製ハードウェアにおけるHP StorageWorksの接続を検証し、その接続可否情報を同社サイトで公開する。またその情報をもとに、ユーザーのサーバシステム、ストレージシステムにおけるStorageWorks製品の保守・サポート環境を整備する。

 日本HPはこの新戦略を推進するために、9月末日まで第5世代DDS製品「HP StorageWorks DAT72(DAT72)」を20%の割引価格で提供する、容量アップ応援キャンペーンを実施する。DAT72は、72GB(圧縮時最大)のデータを毎秒6MBの速度でバックアップ/リストア可能な第5世代DDSテープドライブ 。今回のキャンペーンにより顧客は、「72GBまでバックアップ可能なDAT72ドライブを、40GBのDDS4製品と同程度の価格で導入できる」(同社)という。

 さらに同社は、第2世代Ultriumを採用したオートローダ製品「HP StorageWorks SSL1016 Ultrium460(SSL1016)」を発表した。バックアップ容量は6.4TB(圧縮時最大)で、16巻のテープを管理するオートローダ機能を備える。

 また同社は、DAT72やUltriumなど、オープンコネクト戦略製品の無償貸し出し行い、ユーザーの接続検証やパフォーマンス検証を支援するという。

 キャンペーン対象製品と新製品の概要は以下の通り。

 【キャンペーン対象製品、HP StorageWorks DAT72】

  • 最大容量72GB(圧縮時最大)
  • 最大転送速度21.6GB/時(圧縮時最大)
  • 3.5インチハーフハイト
  • DDS-3およびDDS-4と下位互換性(リード/ライト)
  • DAT72データカートリッジおよびDDSクリーニングカートリッジ各1本添付
  • キャンペーン期間は9月末日まで
  • 価格:11万2000円〜 (割引率は希望小売価格の20%)

 【新製品、HP StorageWorks SSL1016 Ultrium460オートローダ 】

  • Ultrium460ドライブ1台搭載
  • 8カートリッジマガジン2個、バーコードリーダ標準装備、
  • HP ラック用レールキット、VHDCI-VHDCIケーブル、VHDCI-Wide SCSIケーブルを含む
  • 出荷時期は7月中旬を予定
  • 価格:186万円

日本ヒューレット・パッカードのプレスリリース

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