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Itanium 2のUnixサーバを各社が発表、RISCの牙城を崩せるか

2003/07/01 21:21
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 日本ヒューレット・パッカード(HP)、沖電気工業、日立製作所、日本電気(NEC)、三菱電気の5社は1日、合同で記者会見を行い、同日インテルが発表したエンタープライズ向けプロセッサ、Itanium 2最新版Madison対応サーバを発表した。同時にHPは、同社のUnix OSであるHP-UX 11iのMadison対応版を本日より販売開始する。HP代表取締役社長兼COOの樋口泰行氏は、「HP-UX 11iとItanium 2プロセッサの組み合わせこそ、現在のビジネスニーズを満たす最高のソリューションだ」と語る。

 今回各社から発表されたItaniumサーバは、2ウェイから64ウェイまで幅広いラインナップが揃っている。HPが本日発表したItanium搭載サーバは、エントリーモデルで2 CPU搭載可能なIntegrityサーバrx2600と4CPU搭載可能な同rx5670、およびハイエンドモデルで64CPU搭載可能なIntegrityサーバSuperdomeだ。HPでは今秋にもミッドレンジの8ウェイおよび16ウェイモデルを発表予定としている。

 日立製作所が発表したのは、日立アドバンストサーバHA8500シリーズのItanium搭載版5モデル。コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルサーバ、HA8500/310とHA8500/420に加え、ミッドレンジモデルのHA8500/630および620、また最大64プロセッサまで搭載可能なハイエンドモデル、HA8500/860が出揃った。

HP代表取締役社長兼COO、樋口泰行氏

 同様にNECからは、同社UnixサーバNX7700シリーズの新製品が発表された。最大2CPU搭載可能なエントリーモデルNX7700/i2010」から最大64CPU搭載可能なハイエンドモデルのNX7700/i10000まで6機種を揃えている。8CPU以上搭載可能なNX7700/i6010、NX7700/i9010、NX7700/i9510、NX7700/i10000では、Itanium 2を4個まで搭載できるセルカードを単位として、1台の装置内で複数のOSを稼働させるパーティショニング機能を実現。あるパーティションで大規模な基幹業務を実行しつつ、別のパーティションで開発業務を行うといった柔軟な利用形態が可能となる。

 5社は今後、Itaniumアーキテクチャの普及促進に向けて相互に協力していく予定。具体的には、Itanium 2プロセッサ搭載サーバのパフォーマンス検証、Itaniumアーキテクチャ上のPH-UXの開発および改善、各社のミドルウェアなどの移植作業といった技術的な協力に加え、イベントや広告活動などのプロモーション活動でも協力体制を組むという。

 なお、日本IBMもItanium 2搭載のIAサーバ、IBM eServer xSeries 450および382の2機種を発表している。同社サーバは、Windows Server 2003 Enterprise Editionに対応し、今後Turbo Linux Enterprise EditionやRed Hat Enterprise Linuxにも対応する予定。また、第3四半期には、1台のサーバ上で仮想マシン環境を実現するVMware社の仮想マシンソフトウェアを正式サポートするという。

 米Intelエンタープライズマーケティング&プランニングディレクター、アジェイ・マルフォトラ氏は、HPのプロセッサAlphaがItaniumに移行していくことや、同じく独自プロセッサを持つIBMがItaniumをサポートしていることなどを引き合いに出し、「エンタープライズサーバ部門において、これまで台数ベースでの市場シェアでは8割以上がIAサーバであるにもかかわらず、売上ベースではRISCサーバのシェアに及ばなかった。しかしこのように多くのベンダーがインテル製品をサポートしてくれることで、2004年には売上もRISCに追いつく予定だ」と語っている。

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