NEC、Webサービス関連ソフト4種を販売開始

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年06月06日 15時12分

 NECは6月6日、Webサービスを利用して企業間の取引を行うためのソフトウェア製品4種を販売開始した。これらは同社が「VALUMO(バルモ)ウェア」と呼ぶソフトウェア製品系列。現在同社が販売する企業間取引システム「Hub&Netシステム」を拡充するものと位置付ける。

 各製品の主な特長は以下の通り。

Webサービス運用管理ソフト「WebSAM WebServiceManager Ver1.0」(新製品)

 Webサービスの死活監視や性能監視を行なうWebサービス運用管理機能を備える。障害や処理性能の悪化に対する迅速な対応が可能。またWebサービス記述言語「WSDL」で送受信される取引データの異常値などを監視する「Webサービス業務監視機能」を備え、異常・不正な取引の防止を可能とする。価格は200万円から、出荷開始は6月30日。OSはWindows2000以上に対応する。

統合システム運用管理「WebSAM SystemManager MAXI2.0オプション」(新製品)

 複数の運用管理システムを相互接続するための標準仕様「OSMIC MAXI2.0」に対応。企業間連携システムにおいて、他の企業システムの稼動状況を含めた統合監視が可能となる。価格は100万円、出荷時期開始は6月30日、OSはWindows2000以上に対応する。

アプリケーションサーバ「ActiveGlobe WebOTX Ver5.2」

 Webサービスの標準通信仕様「SOAP1.2」、Webサービス記述言語「WSDL1.1」や、Webサービスで遠隔プログラムを利用するためのAPI仕様「JAX-RPC1.0」、そしてSOAPメッセージを作成するAPI仕様「SAAJ1.1」などの業界標準仕様に対応。価格は12万円から、出荷開始は6月10日。OSはHP-UX11i以上、WindowsNT4.0以上、Linuxカーネル2.4以上、Solaris8以上に対応する。

企業間ビジネス連携基盤ソフト「ActiveGlobe BizEngine Ver3.0」

 Webサービスを利用した企業内・企業間での複数のビジネスプロセスの連携を行う分散プロセスエンジンを提供。広域に分散したシステムの連携が可能で、事業環境の変化に応じて業務やサービスの変更が行える。今後、XML関連の標準化団体OASISのWebサービスビジネスプロセス実行言語(WSBPEL)技術委員会で標準化が進む、複数Webサービスを連携させる仕様についても対応する予定。価格は600万円から、出荷開始は9月30日。OSはHP-UX11i以上、Windows2000以上、Solaris8以上に対応する。

NEC

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