日本ヒューレット・パッカード(樋口泰行社長)は、一度の認証手続きで複数のWebサイトやアプリケーションにアクセスできるシングル・サインオン(SSO)を実現する「hp IceWall SSO Standard Edition」を販売開始した、と発表した。
今回発表したStandard Editionは、大規模サイトのシングル・サインオン市場で、すでに1,000万ユーザ・ライセンスの販売実績を持っているhp IceWall SSOの基本機能と、高信頼性を提供しながら、拡張機能の一部制限とサポート項目の見直しを行い、低価格化を実現した。1万ユーザ未満の中規模サイトを対象としており、ライセンス料は3,000ユーザ480万円からとなっている。
Standard Editionは、イントラネット対応のSSOソリューションで必須とされている、Windowsにログインした際のイントラネットへの認証・認可を同時に行い、1回のパスワード入力でイントラネット上の資源にアクセスできる機能に加え、IceWallをインストールしているサーバを経由せずに認証サーバと直接やりとりできるエージェント・モジュール機能も備えている。例えば、札幌のユーザが、札幌にあるサーバにアクセスするために東京に存在するIceWallサーバを経由する必要がないため、サーバが各地に点在する環境においても、既存のネットワーク構成を変更せずにデータを利用でき、データトラフィックを抑制することが可能だという。
6月中旬には、同社の「hp IceWall SSO」Webサイトにおいて、評価バージョンのダウンロードも開始する予定。
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