電子情報技術産業協会(JEITA)が5月22日に発表した02年度(03年3月期)におけるミッドレンジコンピュータの出荷実績は、台数ベースで前年度比3%減の18万5037台、金額ベースで同14%減の6192億2500万円と前年割れになった。
オープン系では、UNIXサーバーが台数で同4%減の5万8610台、金額で同13%減の4002億4300万円だった。独自OSサーバーは、台数で同28%減の4339台、金額で同26%減の706億3700万円、サーバー機以外が台数で同2%減の1938台、金額で同31%減の26億1600万円だった。
NOS(ネットワークOS)サーバーは台数で同2%減の12万150台、金額で同9%減の1457億2900万円だった。今回は、パソコンに含まれるサーバーとミッドレンジのNOSサーバーを、IAサーバーとしても出荷実績を集計。IAサーバーの出荷実績は、台数で同6%減の28万1420台、金額で同12%減の2700億円となった。
落ち込み率は、低価格機器の需要が高くなったことを受け、台数ベースよりも金額ベースのほうが高い。価格が100万円未満の機器は、台数で同15%増の13万5010台、金額で同8%増の1318億100万円と前年を上回ったものの、4000万円以上の機器が台数で同36%減の1121台、金額で同17%減の1224億5400万円となっている。
また、メインフレームの出荷実績は台数が同17%減の1305台、金額が同22%減の3701億5100万円。ワークステーションは、台数が同24%減の7万66台、金額が同30%減の692億9900万円だった。
今年度の見通しについてJEITAでは、ミッドレンジが台数で横ばい、金額で同約5%減、メインフレームが台数で同約7%減、金額で同約10%減、ワークステーションが台数で同約16%減、金額で同約22%減としている。
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