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「Linuxこそ真のオープンソース」、アクセンチュアのパートナーが語る

2003/05/22 19:57
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 「LinuxはUnixでできなかったことを補填している、真のオープンソースシステムだ」。アクセンチュアのパートナーである勝屋信昭氏は、LinuxWorldの基調講演にてこのように語った。

 勝屋氏はLinuxが成長している理由のひとつとして「Linuxは本当の意味でオープンソースである」ということを強調した。「LinuxはUnixの流派的なところがあるが、Unixの場合はハードウェアベンダーと密な関係にあり、本当の意味でのオープン化ができなかった。Linuxの場合、RedHatやTurboLinuxといったディストリビュータは数多いが、ソースコードがオープンでみな基本的には同じである」(勝屋氏)。ほかにも勝屋氏はLinux急成長の理由として、業界の構造が大きく変わる可能性があることや、ユーザー企業が支持していること、またそれに伴い出荷本数が急激に伸び、サポート体制が充実してきたことなどもあげている。

 Linuxが注目されている領域は、組み込みOS、デスクトップOS、サーバOSの3分野だと勝屋氏。特にサーバOS市場での成長は大きく、「UnixとLinuxの出荷台数は逆転しつつある。現在投資が集中しているIAサーバ市場においては、MicrosoftとならんでLinuxが有力なプレーヤーとなるだろう」(勝屋氏)と語った。また勝屋氏は、3階層のアーキテクチャモデルにおけるフロントサーバ層でLinuxがアプライアンスサーバとして多く使われていることや、最近ではデータベースサーバとしての利用が増加している点も指摘している。

アクセンチュアのパートナー
勝屋信昭氏

 ただ勝屋氏は、IBMやHP、Sunなどをはじめ、国内でもNECや富士通など主要なベンダーがLinuxに多額の投資を行っているが、これらベンダーが他OSへの投資をやめることはないだろうと見ており、「ベンダーもWindowsサーバ市場、アプライアンスサーバ市場、自社OS市場など、OSごとの市場があると考えている」と語る。また、ミッションクリティカルな大規模システムのアプリケーションサーバにLinuxを使うべきかどうかという点においては、まだ機能的にも実績としても発展途上にあると勝屋氏は言い、「この領域にはベンダーも自社製のソリューションを用意している場合が多い」と指摘した。だが、ミッションクリティカルシステムをオープンな環境で構築するには「Linuxを利用するのが唯一の方法」(勝屋氏)であるため、Linuxの機能拡張やITコンサルタントが重要であることもアピールしている。

 勝屋氏は今後のシステムの方向性として、コンピュータの処理対象が広範囲になり、サービス指向に進みつつあると説明。つまり、業界はオンデマンドな方向へ向かっているとし、「ライセンス料ではなくサポートで稼いでいるLinuxはトレンドに合っている」と語った。

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