NEC、基幹業務向けハイエンドNAS製品シリーズを発売

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年05月12日 18時17分

 NECは5月12日、基幹業務向けハイエンドNAS(Network Attached Storage)製品、iStorage NVシリーズの販売を開始した。同社が同日明らかにしたもの。同シリーズとして、データ転送速度300Mバイト/秒以上の高性能モデルiStorage NV8200と、高さ4U(177.8mm)で2ノードのクラスタを実装可能な省スペースモデルiStorage NV7200の2機種用意する。

 同シリーズ製品の主な特徴は以下の通り。

  • 高性能TOI(TCP/IP Offload Engine)搭載:一般的にTCP/IPの通信処理はNAS機器上のプロセッサで処理するが、同シリーズではTOEと呼ぶLSIに処理を代行させる。これにより、高性能プロセッサを大量に使用することなく、データ処理能力を高められるという
  • Linuxベースの独自OS搭載:LinuxベースのNASに最適化したOSを開発した。これにより、ウイルス対策、障害復旧、バックアップなどの作業で、他社製ソフトウェアの導入が可能になった
  • クラスタ構成を採用:2ノードクラスタ構成を採用したことで、障害ノードの情報をすべて正常なノードで引き継げるようになった。これにより、障害発生時も業務を継続できる

 各製品はいずれも6月23日に出荷を開始する。価格は以下の通り。

  • iStorage NV7200:1680万円から
  • iStorage NV8200:NV8210(シングルノード構成)は2160万円から。NV8220(クラスタ構成)は4560万円から

 なおNECは、「NEC e-Trend Conference & Fair」(東京国際フォーラム、6月10日〜11日)および「第5回 データストレージEXPO」(東京ビッグサイト、7月9日〜11日)において、同シリーズ製品のデモンストレーション/展示/セミナーを行う。

NEC

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