米レッドハット、2002年12月〜2003年2月期決算は予測に届かず

 米Red Hatは米国時間3月25日、2003会計年度第4四半期(2002年12月〜2003年2月期)の決算結果を発表した。売上高は2590万ドルで、前年同期の1860万ドルから39%増加。1株当たりの損益はゼロだった。米First Callが調査したアナリストらの予測は売上高が2680万ドル、1株当たり利益1セントだったので、これを下回る結果となった。

 2003会計年度通期の売上高は9090万ドルで、前年度の7890万ドルから15%の増収。2003会計年度の純損失は640万ドルで、前年度の1億4020万ドルから大幅に赤字額が縮小した。

 第4四半期は、Enterprise Linux WSを5000本販売した。同ソフトは当初、米IntelのItaniumプロセッサを2個搭載した米Hewlett-Packard(HP)製コンピュータにしか対応していなかったが、現在ではより主流のPentiumやXeonプロセッサ搭載機にも対応している。

 Enterprise Linux AS(旧称Advanced Server)の会員数は、前期の1万2000人から、1万6500人に増加した。同社は、現在のEnterprise Linux ASの顧客が将来、サポートサービスの更新に申し込めば、売上高はさらに増えると見込んでいる。

 またRed Hatによると、Enterprise Linux製品のプレミアム版の顧客が増えているという。プレミアム版には、ハードウェアとソフトウェアのビジネスパートナー企業によるサポートと、Red Hat Networkサービスの料金が含まれている。プレミアム版は販売した時だけではなく、その後1年間の売り上げにつながるので、Red Hatはプレミアム版への移行を積極的に推進している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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