NECとIFSジャパン、アジア地域の製造業向けソリューション提供で協業

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年03月25日 10時07分

 NEC(NECソリューションズ、西垣浩司社長)とIFSジャパン(ステファン・グスタフソン社長)は3月24日、アジア地域における製造業向けソリューション提供の拡大に向けて協業することを発表した。

 今回の協業は、アジア地域における日本企業の生産拠点に対し、会計・生産管理・購買などのシステム導入を推進するとともに、国内拠点との緊密な業務連携を実現し、ユーザー企業のグローバルな事業展開の強化を図るのが目的。両社では、中国やタイを中心に、今後3年間で50システムの導入を見込んでいる。

 主な協業内容としては、まず、IFSのコンポーネントベースのビジネスアプリケーション「IFS Applications」のアジア地域での販売を拡大するため、中国・タイ・シンガポール・マレーシアなど現地法人の要員を中心に、両社合わせて60人体制を確立。日本とアジア各地で連携した提案活動を共同で推進するとともに、提案案件の相互紹介や提案対象企業に関する情報共有などで協力していく。

 提供するソリューションとしては、会計・生産管理・販売物流・設備保全管理などを用意。さらに、アジア地域の拠点におけるシステム構築だけでなく、日本国内の拠点に導入したシステムとの連携ソリューションも併せて提供する。

 また、5月19日−20日にタイのバンコクで開催される「Asia Automotive Forum 2003」において、NECが「IFS Applications」を紹介するなど、マーケティング活動や販売促進活動で協力していく。

 なお、アジア地域におけるシステム構築および保守サポートを行うにあたっては、現地SI企業との連携を共同で推進していく予定で、「IFS Applications」に関する技術や日本国内の拠点と連携した業務内容について、SIパートナー企業への教育を行うなど、SI・サポート要員の育成に取り組んでいく計画。

 今後両社は、北米や欧州での事業展開も推進し、北米・欧州・アジアパシフィック・中国の4極体制で協業を推進していく方針。

NEC
IFSジャパン

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