アプリケーション・サービス・プロバイダの米Surebridgeが、米MicrosoftのCRM(Customer Relationship Management)ソフトウェア向けの新サービス「CRM Online」を提供する。Microsoftが米国時間3月18日に明らかにした。
Surebridgeは、Microsoftの提携企業としては初めて、ホスト環境でMicrosoft CRMを提供する企業となる。顧客のCRMアプリケーションのインストールを支援し、さらに導入後は継続的な管理を行なう。
CRM Onlineは、売上高が1000万〜10億ドルの中規模企業を対象とする。「CRM Online」を通じて、顧客はどこからでもMicrosoft CRMにアクセスできるようになる」(Surebridge)。
CRM Onlineの月額利用料は1人当たり99ドル。さらにセットアップ費用の695ドルと、Microsoft CRMのライセンス料金がかかる。Microsoft CRMのStandard Editionを使用した場合、ライセンス料金は1人当たり395ドル。Professional Suiteの場合は1人当たり1295ドル。
「SurebridgeがCRM Onlineを販売することは素晴らしいことだ。顧客がホスト環境でCRMを適切に導入するための専門知識を、同社が提供してくれるからだ」(MicrosoftのBusiness Solutions部門ジェネラルマネージャーのDavid Thacher)
数十億ドル規模のCRM市場では現在、米Siebel Systemsと米SAPが優勢を誇っている。この状況の中で、Microsoftは今年1月に初めてのCRMソフトウェアをリリースした。同ソフトウェアは500人未満の従業員を抱える企業などをターゲットとしており、競合企業の製品よりも対象規模が小さい。
一部の販売代理店は、Microsoft CRMに対して批判的だ。同ソフトウェアの販売価格には必要なアプリケーションなどの追加費用が含まれていない上、カスタマイズも難しいという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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