クラスタ・コンピューティングに参入するアップル

 Apple Computerは、複数台のサーバ同士を接続して並列処理や冗長化が可能なクラスタリングに対応したXserve製品の新バージョンをリリースした。ユーザーによってはデュアルプロセッサ構成の既存のXserveでシステムを組んでいる場合もあるが、値下げと新製品のアピールのために、それら汎用モデルのいくつかを製品ラインから外すつもりだと、同社XServer製品担当マネージャのDoug Brooksはいう。新製品は、1Uの筐体に1.33GHzのデュアルPowerPC G4と1GBのメモリ、ギガビットイーサネットポート、HDD1基の組み合わせで約3000ドル。Brookは、「汎用モデルに比べ、CD-ROMドライブ、ビデオカード、セカンダリのイーサネットポート、複数HDDの内蔵などの機能が省略されている」と説明する。

 Illuminata社のアナリストGordon Haffによれば、「競合はIntelベースの製品群」だという。だが、Dell Computer、IBM、Hewlett-Packardなどの強豪はすでにクラスタ・コンピューティングのための専門部隊を持っている。

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