日本IBM、CTC、ピクチャーIQ、携帯向け画像変換サーバーの販売で協業

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年03月12日 10時22分

 日本IBM(大歳卓麻社長)、伊藤忠テクノサイエンス(CTC、後藤 攻社長)、ピクチャーIQジャパン(浜 和人代表取締役)の3社は3月11日、ピクチャーIQの提供するインターネット画像処理用サーバー「PictureIQ TransForce(TransForce)」の販売で協業することを発表した。価格は1台当たり600万円。

 「TransForce」は、単一の画像をPCから携帯電話、PHS、PDAなどのあらゆるタイプの端末のWebブラウザに合わせてリアルタイムかつ自動的に、フォーマットやサイズ、色を変換して配信する画像自動変換・配信サーバーで、現在国内で発売されている200機種以上の携帯端末に対応している。

 同製品を利用することで、ISPやコンテンツプロバイダは、1つのフォーマットの画像素材を用意しておくだけで、特別なプログラミングを行うことなく、容易にそれぞれの端末向けに画像のサイズや色を自動的に変換、最適化して配信することが可能となる。これによって、Web制作に費やす時間および画像を保存するストレージコストを大幅に削減することができる。

 今回の協業において、日本IBMは、同社の企業システム向けモバイル化ソリューションに「TransForce」を組み込み、同社がターゲットとしている、ビジネスフローのモバイル化を図る企業に向けて提供していく。企業では、さまざまなデータベースに携帯電話からアクセスし、エンドユーザーへの情報提供や商品検索といった活動を行うことが可能となる。

 同社はさらに、自社の100%子会社であるエンサイクロソフト(藏 信行社長)を経由し、CTCから同製品の提供を受け、エンドユーザーに販売していく予定。

 なお、CTCとピクチャーIQは01年からパートナー契約を締結しており、すでに「TransForce」を核にテキスト変換やマーケティング分析システムを統合したモバイル画像変換ソリューションを数十社の企業に導入した実績をもつ。CTCでは、こうした実績を踏まえ、エンサイクロソフトを通じて「TransForce」を核とするシステムの構築および保守サービスを提供し、同製品のさらなる拡販を図る方針。

日本IBM
伊藤忠テクノサイエンス
ピクチャーIQジャパン

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