NECインフォメーションシステムズ上海(NECIS上海)は3月4日、パソコンおよびサーバーの販売体制を強化するため、中国の有力販売会社である北京市海淀恒昌電子産品経営公司(恒昌)、上海美承数碼科技有限公司(美承)、英邁国際貿易(上海)有限公司(イングラムマイクロ)の3社との提携関係を確立するとともに、マーケティング、技術支援などのオペレーション機能をもった事務所を上海の中心地に新設したことを発表した。
中国では、WTOへの加盟にともない、自由取引の進展や消費拡大などが見込まれ、PC市場では年30%、サーバー市場では年24%の高成長が予測されている。NECでは、こうした市場環境に対応し、中国全土にノートPCおよびサーバー製品の拡販を推進するため、今回、地元の有力販売会社との提携を始めとする事業体制強化を行うことにした。
NECIS上海は02年11月に設立、03年1月からノートPCおよびIAサーバー製品などの販売・サポートを開始しているが、今回の事業体制強化によって、中国国内における3大市場である上海、北京、広州を中心とした販売体制を確立し、中国での事業拡大を図る方針。
具体的には、ノートPCの販売において恒昌および美承と、また、IAサーバーの販売においては美承およびイングラムマイクロと提携し、各社が独自に展開する販売協力会社とともに中国全土への販売を行う。
さらに、06年度には人員を80人に増強し、提携各社を含めて、年間の販売でノートPC約10万台、IAサーバー約5000台を目指すほか、今後、他のNEC現地法人と連携し、システムインテグレーション事業に参入していく予定。
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