システム開発のラックは2月19日、2002年度(2002年1月〜12月)の単独決算を発表した。売上高は前年比19.9%増の47億9400万円となった。営業利益は同31.1%増の3億7700万円、経常利益は同15.6%増の3億1200万円、純利益は同17.2%増の1億7400万円。
部門別では、セキュアネットサービス(SNS)事業の売上高が前年比26.4%増の24億3600万円、売上総利益が118.3%増の9億2200万円となった。同部門では監視サービスにおいて最新の監視用システムを導入するなど、機能強化を図った。新規導入したセキュリティ監視ソフトの日本語化の遅れなどの問題も生じたが、第4四半期以降は受注が増加したという。
システムインテグレーション事業の売上高は前年比13.9%増の23億5700万円、売上総利益は1.2%減の6億2600万円となった。継続案件は順調に推移したが、IT投資の抑制や値下げ圧力が増す中、コスト低減に努めたという。
2003年度の見通しは、売上高が前年比4.3%増の50億円、経常利益が同11.9%増の3億5000万円、純利益が8.7%増の1億9000万円を見込んでいる。ただし第1四半期は売上高が前年同期比30.1%減の8億5000万円、経常損失が2億600万円、純損失が2億2700万円となる見込み。これは第1四半期が事業構成の転換期や販売政策などの見直し準備期間に当たるためという。
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