米Jupitermediaは米国時間2月4日、IT関連の展示会Computer Digital Expo Fall 2003を11月にラスベガスで開催することを発表した。世界有数の展示会Comdexと同じ週、同じ地域での開催となる。ちなみに、Jupitermediaの発表の前日、Comdexを主催する米Key3Mediaが米連邦破産法11条の適用申請を明らかにしている。
Computer Digital Expo Fall 2003の会場となるMandalay Bay Convention Centerは、Comdexの会場と数ブロックしか離れていない。Jupitermediaは出展企業や基調講演出席者などの詳細を明らかにしていないが、「出展企業が支払う会場使用料金をComdexより約25%安く設定することで、企業の関心を引き付ける」と自信をみせる。
Jupitermediaの最高経営責任者Alan Mecklerは、「大規模な展示会を開きたいのではない。より良い展示会を開催したいのだ」と語る。展示会の規模について同氏は「昨年のComdexと同等かそれ以上。フロア面積は少なくとも約3万〜3万8000平方メートル」と述べた。
破産法の適用を申請したKey3Mediaは、業績悪化の要因として、景気低迷により展示会の参加企業が減少したことを挙げている。今後は事業を続けながら、債務の整理にあたる。負債の約87%を償却し、5000万ドルまで減らす計画である。投資銀行Thomas Weisel Capital Partnerが約3000万ドルの事業再生融資を行い、最終的にKey3Mediaの株式の約99%を取得する。
なおKey3Mediaは、Comdexをはじめ、Networld+InteropやJavaOneなど各展示会を予定通り開催するという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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