KDDI(小野寺正社長)は、2003年3月期第3四半期(2002年4月1日−12月31日)の業績を発表、売上高2兆882億9500万円、営業利益は1165億6100万円、経常利益943億2400万円、当期純利益513億1500万円となった。なお、前年度は四半期決算を発表していないため、対前年同期比は公表されていない。
小野寺社長はこの結果について、「au事業は販売費を抑制しているなか好調に推移しており、契約者の純増数は11月予想の150万から、160万に再度上方修正する。通期の利益予想についても、第3四半期の収支改善によって上方修正する。資産リストラは不動産管理子会社の売却決定によりほぼ完了、有利子負債も進展し、当初予想の今期末残高1兆5600億円を1兆5080億円に圧縮することができた。今後についても、利益重視の経営を続けていく」と説明している。
通期見通しは、売上高2兆7580億円、経常利益1000億円、当期純利益は540億円と予想している。
また、NTTの接続料値上げ問題について小野寺社長は、「全体の通信コストを下げるという流れのなか、アクセス料を上げるのはおかしい。コストを下げる努力が十分ではないのに、アクセス料だけ上げるのはどういうことか。NTTのいいところ取りということになるのではないか。(NTTは)トラフィックが上がっていた時期には何も言わず、トラフィックが下がり始めたらアクセス料だけあげるというのはどういうことか」と語気を荒め、今後も反対の立場でコメントしていくことを強調した。
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