日本IBMは1月21日、Webサービスを利用した「輸出信用状明細案内サービス」システムを東京三菱銀行と共同で開発すると発表した。
「国内で本格的Webサービスシステムを導入する銀行は東京三菱が初めて」(日本IBM)
輸出信用状明細案内サービスのシステムは、IBMのWebアプリケーション・サーバー・ソフト「WebSphere(ウェブスフィア)」を中心とし、Linux、電子署名技術など次世代ITを活用して構築するという。
Webサービスを用いた場合、顧客企業のシステムに依存することなくシステムを構築できるため、企業間の連携がこれまで以上に容易になる。
なお、輸出信用状とは、海外の輸入業者の依頼に応じて、銀行が信用保証のために国内の輸出業者に対して発行する証書である。輸出品目や価格、取引量などが記載されており、銀行が取引を保証をすることから、国をまたがる商取引がスムーズになる。輸出信用状は現在、企業とその取引先銀行間でペーパー・ベースでやり取りされている。東京三菱ではこれを電子化し、企業と取引先銀行のコンピュータを連携させることによって迅速な事務対応ができるとしている。
東京三菱の輸出信用状明細案内サービスは、2月に試行を開始する予定。その後、順次サービスの拡大を目指すという。
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