次期「iPad Air」のうわさを検証--機能、デザイン、発売日はどうなる - (page 2)

Justin Jaffe (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2016年02月15日 07時30分

 フランスのサイト「Nowhereelse」(ソースはAppleInsider)が先頃披露した予想によると、iPad Air 3には、4つのスピーカーへのアップグレードといったiPad Proにある機能のほか、(iPadにとって)初の背面カメラ用LEDフラッシュが搭載される可能性があるという。Engadgetの先頃の記事は、4つのスピーカーについてのうわさを裏付けているだけでなく、キーボードなどの周辺機器接続用にiPad Proと同様の「Smart Connector」がiPad Air 3に搭載される可能性も示唆した。ただし、それらのアップグレードを施せば、iPad Air 3の厚みは若干増すと思われる。

OSと内部コンポーネント

 本当に3月に発売されるのなら、明らかにそのiPadは現行の「iOS 9」OSを搭載し、間違いなくその後に続くであろう「iOS 10」を動かすのに十分な性能を備えるはずだ。iOS 10は6月に発表され、9月に「iPhone 7」と同時にリリースされると予想されている。もちろん、われわれの言うiOS 9とは、「iOS 9.3」(今はベータ段階)のことである。iOS 9.3では、「Night Shift」(夜間にスクリーンの色を変える設定)、Appleの「News」アプリと「Health」アプリ、および「CarPlay」技術の改善、「Notes」のパスワード保護、教育機関向けの複数のユーザーアカウントといった、注目すべき新機能が追加される。

「iOS」の新しいNight Shift機能を使うと、スクリーンの色を夜間の読書に適したものに変えることができる。
「iOS」の新しいNight Shift機能を使うと、スクリーンの色を夜間の読書に適したものに変えることができる。
提供:Sarah Tew/CNET

 iPad Air 3に搭載される可能性が低いのは、最新のiPhoneモデルで登場した感圧式ディスプレイ「3D Touch」だ。アナリストのMing-Chi Kuo氏によると、「生産に関連する諸問題」により、この機能はiPad Air 3に搭載されない見通しだという。

 ほかにも興味深いのが処理能力だ。iPad Air 3には、iPad Proの「A9X」チップ、「iPhone 6s」の「A9」チップ、あるいは全く別のチップのどれが搭載されるのだろうか(iPad Air 2は、古くなったが今でも実用に耐える「A8X」を内蔵している)。

 iPad Air 2のバッテリ持続時間はかなり長い。Appleは1回の充電で約10時間使用できると主張しているが、ほぼその通りだ(必要に応じてiOS 9のバッテリ節約機能を利用することで、バッテリ持続時間を延ばすことができる。スタンバイ状態でのバッテリ持続時間は特に優れている)。ほとんどの場合、薄いことはいいことであるが、Appleがほんの少しの薄型化を実現するために、バッテリ持続時間を犠牲にしないことをわれわれは願っている。

価格

 iPadシリーズのハイエンドには、iPad Proが心地よく居座っているように思える。iPad Proの価格設定はタブレットというよりむしろノートPCに近く、32Gバイトのエントリーモデルの販売価格は799ドルだ。iPad Air 3がiPad Air 2と同じ価格体系を継承すると仮定した場合、16Gバイトモデルが499ドル、64Gバイトモデルが599ドル、128Gバイトモデルが699ドルといった価格設定になるのではないだろうか。LTEモデルには、それぞれ130ドル上乗せされる可能性が高い。

 われわれはベースモデルの容量が32Gバイトに増量されることを望んでいるが、Appleはこのアップグレードに可能な限り長く抵抗すると思われる。その方が、100ドル高い64Gバイトモデルへのアップグレードを消費者に売り込みやすいからだ。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]