「Android」から「iPhone」に乗り換えて--2カ月でわかった違い - (page 2)

Dan Graziano (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2016年02月03日 07時30分

 一方、Androidの状況はまったく違っている。最新のOSである「Android 6.0 Marshmallow」は2015年9月下旬にリリースされたが、インストールされているAndroidデバイスは全体の1%にも満たない(その理由は、Androidのハードウェアパートナーが非常に多く、各社がOSのカスタマイズにこだわっているからだが、やはりユーザーにとっては苛立たしいことだ)。結論としては、Googleの「Nexus」デバイスのいずれかを使っていない限り、Androidでソフトウェアアップデートを受け取ることはほとんどないだろう。

 Appleなら、そんなことはない。

アプリのリリースはやはりiOSが先

 以前ほどひどい状況ではないが、開発者は今もiOS向けのアプリを先に開発する傾向がある。ライブストリーミングアプリの「Periscope」は、Android版の2カ月前にiOS版が公開された。「Facebook」の「Paper」アプリや新しい「Sports Stadium」は本稿執筆時点でiPhone版しか提供されていない。「NYT Now」も同様だ。Periscopeは新たにGoProに対応したが、今のところiPhoneからしか配信できない。こうした例は他にもまだまだある。

「Touch ID」は極めて高速

 筆者は前にも指紋センサを使ったことがあるが、Touch IDは他のどれよりも速いと感じられる。ロック画面を目にしたことはほとんどない。ホームボタンを押すだけで画面がオンになり、数秒でロックが解除される。また、「Nexus 6P」やサムスン「Galaxy S6」など、筆者が今まで使った他の機種のセンサより、Touch IDの方が信頼性も高かった。

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提供:Sarah Tew/CNET

Androidの方が優れているところ

充電が高速

 iPhoneの充電は、平日に少なくとも1回、ときには2回必要だった。多くのスマートフォンはそんなものだろうと思うようになっていたが、iPhoneの充電には本当に困らされることがある。ゼロからフル充電するには、2.5時間以上かかる。

 最近のハイエンドAndroidデバイスは、ほとんどが急速充電機能を備えている。Moto X Pureでは、15分間の充電で8時間ほど使うことができた。iPhone用のバッテリパックや充電アクセサリの巨大な市場が形成されていることは、iPhoneユーザーにとってバッテリ持続時間が問題であり続けていることを示している。

最近のハイエンドAndroidスマートフォンは、多くが高速充電機能を搭載している。
最近のハイエンドAndroidスマートフォンは、多くが高速充電機能を搭載している。
提供:Josh Miller/CNET

前面スピーカ

 Moto X Pureは、前面スピーカを搭載する数少ないAndroidデバイスの1つだ。筆者はこれが心底恋しくなった。iPhoneのスピーカの音はクリアだが、音量は十分とは言い難い。筆者はシャワーを浴びているときに音楽を聞くのが好きで、Moto Xのスピーカはシャワーの音に負けないくらいの音量を出せるが、iPhoneだとそうはいかない。また朝の音楽を聞けるようにするために、Bluetoothスピーカにペアリングする羽目になった。

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