筆者はApple Pencilをサポートするアプリを見つけられるだけ見つけて、落書きを大いに楽しんだ。具体的には、Appleの「Notes」アプリ、「Procreate」、53のPaper、iPad Proに最適化されたツールで構成されるAdobeの新しいスイート、そして「Evernote」だ。筆者の7歳の息子もApple Pencilを手にとって、お絵描きを楽しんだ。息子はPencilを美術用具箱に収められた色鉛筆の1本であるかのように扱った。息子にとっては、iPad Proも単なるスケッチブックにすぎない。Lindsey Turrentineの9歳の娘は、Apple Pencilにすぐに順応して、Notesアプリで創作活動に取りかかったという。「娘は『すごくいい。指で絵を描くよりずっと楽しい。ちゃんと使えるし、とても正確に描ける』と話していた」(Turrentine)
Apple PencilはBluetooth経由でペアリングする。充電も必要だ。末端に「Lightning」プラグが搭載されているため、iPad Proに接続して急速充電ができる(20分の充電で残量が38%から100%に回復した)ほか、同梱のアダプタを使ってLightningケーブルに接続し、iPad Proを使わずに充電することもできる。1回の充電で12時間の使用が可能だが、筆者は1回でバッテリを使い切るほど長時間絵を描いたことはない。
筆者はApple Pencilをとても気に入ったが、ただでさえ非常に高価なiPad Proに同梱されていないのは残念だ。クリップや磁石で固定する場所がiPadに設けられていないのも解せない。Lightning充電器を隠すために、取り外し可能なキャップが末端に付いていることや、充電時、Apple Pencilが不格好な親指のようにiPadの側面から奇妙に突き出ることも気に入らない。
だが、どれも大したことはない点だ。Apple Pencilは素晴らしい出来映えなので、すべてのiPadがサポートすべきだが、現時点ではiPad Proでしか使用できない(将来のiPadではサポートされるだろう)。Apple Pencilは絶対にiPad Proに付属のデバイスであるべきだ。たとえアーティストでなくても、Apple Pencilを使わなければiPad Proの機能を活かせないからだ。
次回に続く。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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