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「iPhone 4」記者会見の意味--ジョブズ氏の不満とアンテナ問題沈静化の可能性
Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏は、「iPhone 4」アンテナ問題へのユーザーの怒りを静めたようだが、同氏がそれを楽しんでいなかったことは確かだ。
Jobs氏は米国時間7月16日、カリフォルニア州クパチーノのApple本社で、明らかに不機嫌そうな様子で壇上に立ち、本体外側にアンテナを配置した設計が原因で生じた電波受信問題を解決するために、すべてのiPhone 4ユーザーに無償でケースを提供すると発表した。この騒ぎへのAppleの最初の対応は、iPhoneで信号強度が表示される仕組みを修正し、ユーザーが信号強度の精度をもっと信頼できるようにすることだった。しかし、Jobs氏は16日、iPhone 4は旧モデルの「iPhone 3GS」に比べて(わずかな差とはいえ)通話が切断される頻度が高いというAT&Tのデータを認めた。
ケースをつけることで、電波が弱くなる問題を大幅に軽減することが分かっている。バンパー(基本的に、ゴムとプラスチックでできたケースで、本体の外周部のみを覆い、背面はない)は16日の記者会見が開かれるまで、Appleのオンラインストアで最もよく売れていたiPhone用アクセサリだった。Jobs氏によると、iPhone購入者の20%がバンパーも一緒に買っていくという。同氏はまた、既にバンパーを購入済みのユーザーは払い戻しを受けることができ、未購入のユーザーは、このバンパーか、アンテナ問題解決のために設計された別の特別なケースを受け取ることができるとした。
これによって、厄介な問題が解決される可能性は高い。Jobs氏とAppleは、iPhone 4の初期テスターが提起した問題への最初の対応に関して、広報活動の専門家から激しい非難を浴びた。だが、この問題が実際に存在することを認め、ケースを無償提供することによって、Appleは莫大な費用をかけることなく(そして自社の評判を傷つけることなく)、この企業イメージにかかわる問題を解決できるだろう。もしハードウェアのリコールを実施していたら、莫大な費用が発生し評判の低下を招いていたはずだ。
Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏にとって、米国時間7月16日の午前はあまり楽しい時間ではなかった。しかし、「iPhone 4」に問題があることを認め、無料の解決策を提供したことで、この深刻さを増していた問題の沈静化に成功した可能性が高い。提供:Josh Lowensohn/CNET
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