「Windows XP」の時代、まもなく終焉--ユーザーに残された選択肢 - (page 2)

文:Ina Fried(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル、編集部
2008年06月19日 07時00分

 「HPは、2007年8月から、Windows Vistaを「Windows XP Pro」にダウングレードできるオプションが付いた企業向けデスクトップPC、ノートPC、ワークステーションを提供しており、少なくとも2009年7月30日まで企業向けシステムではこのオプションを提供し続ける。これらのシステムにはXP Proがプリインストールされており、ユーザーには、準備が整ったときに新しいOSにアップグレードできるVistaのライセンスと2つのOSのリストアディスクが提供される。6月30日以降、ユーザーがすでにXPイメージとライセンスを持っている場合、「HP PC Customization Services」を通じて、ユーザーのイメージをVista Businessシステムにインストールすることもできる」

 Lenovo:「Lenovoは、Microsoftとの契約に従って、2008年6月30日以降、XPがプリインストールされたPCを提供しない。Lenovoは現在、ダウングレードXP CDを同梱したVistaモデルを提供している。Microsoftとの契約では、Lenovoは2009年1月31日までダウングレードCDを同梱できる。しかし、Lenovoが出荷しているPCのほとんどには、ダウングレードCDは同梱されていない。Vistaシステムを購入し、ダウングレードを希望していて、CDが手元にない場合、ヘルプセンターに問い合わせて、XPダウングレードCDを入手できる」

 Acer:Acerの関係者は、6月30日でXPの販売を停止する予定だと述べている。「Acerは、Microsoftが定めた期限である2009年1月31日まで、注文時のリクエストに応じて、XPにダウングレードできるCDを提供する」

 Dell:他の3社と異なり、Dellは米国時間6月18日に同社のWebサイトでの標準的なXP搭載PCの販売を停止する計画だ。同社は、「唯一のOSとしてXPを搭載したDellのシステムは、6月18日以降、Dell.comでは販売されない」と述べている。Dellは、「OptiPlex」デスクトップPC全機種、「Latitude」ノートPC全機種、「Precision」ワークステーション全機種、中規模企業向け「Vostro」システムの大半を含む多数のマシンでダウングレードプログラムを提供する。2つの個人ユーザー向けゲーミングシステム(「XPS 630」、「XPS M1730」)では、すでにプログラムが適用されており、3機種目の「XPS 730」もまもなく追加される。

 ダウングレードされたマシンはXPがインストールされた状態で、ドライバを収録したXPリストアディスクと一緒に出荷される。リストアディスクには、VistaとVistaのドライバも収録される。Dellは、Microsoftが定めた期日である2009年1月31日まで、XPメディアの出荷を続けると述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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