O'Dayさんは「訪れた人が都会の喧騒を離れ、くつろぐことができるようなガーデンをつくりたいという気持ちがスタートとなり、弟の病気のことを知っている仲間たちのアイデアで、ヒーリングガーデンという考えに発展した」と語る。
サンフランシスコ近辺に設けられた仮設パークは、何かを実際に示すことを目的とするか、コミュニティー意識を反映したものが少なくない。
たとえばフォルソムストリートには、犬が歩き回ることのできる芝生エリアとテニスボールを完備したドッグパークが出現した。その近くには、横に長いテーブルで椅子に腰掛けて読書を楽しむための空間のほか、美容学校の外に設置されたビューティサロン、自転車修理スペースなど、3つの仮設パークが開設された。
また、そこから少し離れた場所では、サンフランシスコの環境保護団体Garden for the EnvironmentのBlair Randallさんと同志たちが、ミミズコンポスト(ミミズを使ったゴミ処理)を1時間に1度実演した。
Randallさんは次のように語る。「このイベントの趣旨は、既成の都市空間を新しい角度から見直すということだろう。都市圏のイメージは私たちの頭の中で文字どおりコンクリートのように固まってしまっているが、それを変えられるだけのパワーが私たちにはある。ものの価値は、それがなくなって初めてわかるものだ。都会のガーデンに立ち寄ってみることで、そういった空間が失われていたことに気づくことができる」
PARK(ing) Dayはある意味で、Public Architectureが都市圏の道路を対象に、永続的な活動として構想している取り組みの予行演習的な意味を持つ。
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